20日後場は日経平均株価が、前日比1286円24銭高の4万9823円94銭と5日ぶり大幅反発。TOPIX(東証株価指数)も同53.99ポイント高の3299.57ポイントと上昇した。日経平均は午前9時28分に、同2037円12銭高の5万574円82銭となり、取引時間中としては1週間ぶりの高値水準となった。米半導体大手エヌビディアの株価が好決算を受けて、時間外で米株価指数先物とともに上昇し、日本株も半導体関連株を中心に値を飛ばした。ただ、買い一巡後は戻り待ちの売りに押され、上値の重い展開を強いられ、終値ベースでの5万円回復は持ち越された。
東証プライム市場の出来高は24億2250万株、売買代金は6兆7573億円。騰落銘柄数は値上がりが1241銘柄と8割に迫る一方、値下がりは332銘柄だった。変わらずは40銘柄。
業種別では、全33業種のうち31業種が上昇、2業種が下落した。エヌビディア株が買われたことから、住友電工、フジクラなどの非鉄金属株や、アドバンテス、東エレクなどの電気機器株が上昇。大和証G、野村などの証券商品先物株や、ディスコ、菱重工などの機械株も高い。ガイシ、特殊陶などのガラス土石株や、INPEX、石油資源などの鉱業株も堅調。三菱UFJ、三井住友などの銀行株や、JPX、オリックスなどのその他金融株もしっかり。一方、東京海上などの保険株や、JR東海、NXHDなどの陸運株が安い。
そのほか、ユニオンツル、日東紡、住友ファーマ、SOMPOH、TOWAが上昇。半面、ADワークス、資生堂、神戸物産、GMOFG、ラックランドなどが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社