損害保険大手のMS&ADインシュアランスグループ(MS&AD)が続伸、前日比136円高となる3429円を付けた。19日引け後、26年3月期業績予想の上方修正に加え、自社株買いを発表し、買い材料視された。
通期の連結純利益予想を5790億円から5900億円(前期比14.7%減)に引き上げた。国内損保事業において、自然災害ロス見通しの引下げや、株価上昇に伴う政策株式売却益の増加などを反映させた。第2四半期累計(25年4−9月)の純利益は4917億円(前年同期比7.1%増)だった。
また同社は、7500万株(自己株を除く発行済株式総数の5.0%)・1350億円を上限とする自社株買い枠を設定。取得期間は26年3月24日までとした。あわせて、11月28日に約1億1585株(消却前発行済株式総数の7.2%)の自己株式を消却することも明らかにした。
20日の終値は、前日比110円高の3403円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社