21日前場は日経平均株価が、前日比1170円14銭安の4万8653円80銭と大幅反落。TOPIX(東証株価指数)は同9.93ポイント安の3289.64ポイントと下落した。日経平均は午前9時12分に、同1264円26銭安の4万8559円68銭を付けた。現地20日の米国市場では、好決算だったエヌビディアの上値が重く、朝高後に下げ転換するなど、さえない展開となった。AI(人工知能)や半導体株などへの過剰な期待感も後退し、関連株が値を消した。東京市場でも同様な銘柄への売りが先行。ただ、その他の銘柄は切り返す動きが目立つ。
東証プライム市場の出来高は11億5380万株、売買代金は3兆250億円。騰落銘柄数は値上がりが1242銘柄と8割に迫る一方、値下がりは330銘柄だった。変わらずは40銘柄。
業種別では、全33業種のうち11業種が下落、22業種が上昇した。住友電工、フジクラなどの非鉄金属株や、ディスコ、菱重工などの機械株が下落。アドバンテス、東エレクなどの電気機器株や、ソフバンGなどの情報通信株も安い。大和証G、野村などの証券商品先物株や、日東紡、ガイシなどのガラス土石株も軟調。一方、三井不、菱地所などの不動産株や、東レ、ゴルドウインなどの繊維株が上昇。OLC、リクルートHなどのサービス株や、トヨタ、ホンダなどの輸送用機器株、7&iHD、イオンなどの小売株も高い。
そのほか、キオクシア、三井金属、メック、トーメンデバ、TOWAが下落。半面、ユニチカ、ライドリC、CYBOZU、GMOFG、朝日インテクなどが上昇した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社