25日午前10時すぎの日経平均株価は、前週末比330円程度高い4万8950円前後で推移する。午前9時3分には、同556円44銭高の4万9182円32銭を付けている。24日の米国株式市場では、ウォラーFRB(米連邦準備制度理事会)理事の発言を受け12月FOMC(連邦公開市場委員会)での利下げ期待が高まり、NYダウ・ナスダック総合指数が続伸した。3連休明けの東京市場は米国株高を好感。前週末に大きく下げた反動もあり買いが優勢となった。ただ、戻り待ちの売りに上値は重いもよう。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同21日の大阪取引所清算値比745円高の4万9525円だった。
業種別では、全33業種のうち27業種が上昇、6業種が下落している。古河電工、フジクラなどの非鉄金属株や、中部電、関西電などの電気・ガス株が上昇。AGC、TOTOなどのガラス土石株や、アドバンテス、東エレクなどの電気機器株も高い。日本紙、北越コーポなどのパルプ・紙株や、エーザイ、第一三共などの医薬品株も堅調。SMC、菱重工などの機械株や、オリンパス、HOYAなどの精密機器株もしっかり。一方、MS&AD、第一生命HDなどの保険株や、NTT、ソフバンGなどの情報通信株が安い。
そのほか、板硝子、富士紡HD、MARUWA、キオクシア、ラックランドが上昇。半面、メドレー、M&A総研、サンリオ、Vキューブ、エニカラーなどが下落している。
東京外国為替市場では午前10時時点で、ドル・円が1ドル=156円台の半ば(前週末21日は156円73−75銭)、ユーロ・円が1ユーロ=180円台の半ば(同180円87−91銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社