2日前場は日経平均株価が、前日比195円78銭高の4万9499円06銭と反発。TOPIX(東証株価指数)も同8.01ポイント高の3346.34ポイントと上昇した。現地1日の米国株式市場は、経済指標が市場予想平均に届かなかったことが嫌気され、NYダウ・ナスダック総合指数ともに6日ぶり反落。ただ、東京市場では、米国株安よりもきのう大幅反落した反動による買いが先行した。午前10時16分には、同333円51銭高の4万9636円79銭まで上げ幅を広げる場面もみられた。その後は、戻り待ちの売りに上値を抑えられる格好でもみ合い商状となった。
東証プライム市場の出来高は10億2372万株、売買代金は2兆4702億円。騰落銘柄数は値上がりが630銘柄、値下がりは897銘柄、変わらず82銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち19業種が上昇、14業種が下落した。住友電工、フジクラなどの非鉄金属株や、三菱UFJ、三井住友などの銀行株が上昇。ENEOSなどの石油石炭株や、TOYO、ブリヂスなどのゴム製品株も高い。MS&AD、第一生命HDなどの保険株や、ガイシ、特殊陶などのガラス土石株も堅調。東京センチュ、オリックスなどのその他金融株や、島津製、HOYAなどの精密機器株もしっかり。一方、エーザイ、第一三共などの医薬品株や、デンソー、トヨタなどの輸送用機器株が安い。
そのほか、キヤノ電子(監理)、ファナック、JUKI、ダスキン、技研製が上昇。半面、LinkUG、ユニチカ、トリケミカル、アドクリ、洋エンジなどが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社