3日午前10時すぎの日経平均株価は、前日比360円程度高い4万9660円前後で推移する。午前9時3分には、同478円35銭高の4万9781円80銭を付けた。現地2日の米国株式市場は、FOMC(米連邦公開市場委員会)での利下げ期待が継続し、NYダウとナスダック総合指数が反発。東京市場では、米国株高を追い風に、きのうの底堅い地合いが継続している。ただ、買い一巡後は上値が重いもよう。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、2日の大阪取引所清算値比285円高の4万9555円だった。
業種別では、全33業種のうち20業種が上昇、13業種が下落している。住友電工、フジクラなどの非鉄金属株や、浜ゴム、ブリヂスなどのゴム製品株が上昇。アドバンテス、東エレクなどの電気機器株や、SBI、野村などの証券商品先物株も高い。三井不、菱地所などの不動産株や、ディスコ、菱重工などの機械株も堅調。ガイシ、特殊陶などのガラス土石株や、王子HD、大王紙などのパルプ・紙株もしっかり。一方、三菱UFJ、三井住友などの銀行株や、イオン、ファストリテなどの小売株が安い。
そのほか、TBASE、日電硝子、KOKUSA、スクリン、ルネサスが上昇。半面、ペプチドリム、UACJ、LinkUG、ユニチカ、アドクリなどが下落している。
東京外国為替市場では午前10時時点で、ドル・円が1ドル=155円台の後半(2日は155円76−78銭)、ユーロ・円が1ユーロ=181円台の前半(同180円88−92銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社