帝人は3日、グループの帝人フロンティアが、次世代型複合快適機能素材「CARAT(カラット) X」を開発したと発表した。
「CARAT X」は、肌側にポリエステル撥水糸を用いることで肌面のドライ感を保つ特殊織編素材「トリプルドライ カラット」の表側に、特殊な芯鞘型の高濃度FDコンジュゲート原糸を配置することで、肌面のドライ機能に加え、遮熱性、UVカット性、防透性、汗ジミ低減効果などを備える。帝人フロンティアでは「カラット X」を、27年春夏の国内および海外のスポーツ・アウトドア向けの重点プロモート素材と位置付けて拡販を図るという。
FD(フルダル):酸化チタンを多く含む繊維で、光の乱反射・散乱特性により、紫外線や可視光線の透過を防ぐ作用を有する。
3日の終値は、前日比15.5円高の1298円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社