4日前場は日経平均株価が、前日比731円56銭高の5万596円24銭と大幅に3日続伸。TOPIX(東証株価指数)も同51.86ポイント高の3386.18ポイントと急反発し、11月13日に付けた終値ベースの史上最高値(3381.72ポイント)を上回った。現地3日の米国市場で利下げ期待が継続し、NYダウとナスダック総合指数が続伸。東京市場では、米国株高を受けきのうの強い地合いが継続した。その後も戻り待ちの売りを吸収し堅調な値動きとなり、日経平均は午前11時28分に、同734円66銭高の5万599円34銭まで上げ幅を広げ、高値圏で前場の取引を終えた。ファナックや安川電などAI・ロボット関連株が値を飛ばしている。ドル・円相場は1ドル=155円30銭台と、朝方の水準からはやや円安方向にある。
東証プライム市場の出来高は10億5249万株、売買代金は2兆6527億円。騰落銘柄数は値上がりが1328銘柄と8割を超えた一方、値下がりは227銘柄。変わらず54銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち31業種が上昇、2業種が下落した。伊藤忠、三菱商などの卸売株や、大和証G、野村などの証券商品先物株が上昇。ディスコ、菱重工などの機械株や、KDDI、ソフバンGなどの情報通信株も高い。INPEX、石油資源などの鉱業株や、日立、キーエンスなどの電気機器株も堅調。日本製鉄、JFEHDなどの鉄鋼株や、トヨタ、ホンダなどの輸送用機器株もしっかり。一方、ニッスイなどの水産農林株や、古河電工、住友電工などの非鉄金属株が安い。
そのほか、ADワークス、ナブテスコ、シンフォニア、不二越、積化成が上昇。半面、内田洋、住友ファーマ、WOWOW、板硝子、デジタルHDなどが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社