5日前場は日経平均株価が、前日比563円28銭安の5万465円14銭と4日ぶりに大幅反落。TOPIX(東証株価指数)も同40.44ポイント安の3357.77ポイントと下落した。現地4日の米国株式市場では、NYダウは短期的な上昇が警戒され3日ぶりに反落した半面、ナスダック総合指数は3日続伸するなど、まちまちだった。東京市場は、きのう大幅高となった反動から売りが先行。午前10時54分には、同813円01銭安の5万215円41銭まで下げ幅を広げた。売りが一巡した後は、戻りを試す格好となった。ドル・円相場は1ドル=155円前後と、朝方の水準からはやや円高方向にある。
東証プライム市場の出来高は10億7342万株、売買代金は2兆6447億円。騰落銘柄数は値上がりが314銘柄、値下がりは1244銘柄と8割に迫った。変わらず51銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち31業種が下落、2業種が上昇した。TOYO、ブリヂスなどのゴム製品株や、バンナム、任天堂などのその他製品株が下落。大和証G、野村などの証券商品先物株や、デンソー、トヨタなどの輸送用機器株も安い。JR東日本、JR東海などの陸運株や、MS&AD、東京海上などの保険株も軟調。OLC、リクルートHなどのサービス株や、帝人、東レなどの繊維株も弱い。一方、ソフバンGなどの情報通信株や、古河電工、フジクラなどの非鉄金属株が高い。
そのほか、LinkUG、トレンド、ラウンドワン、マツダ、ユニチカが下落。半面、UMCエレ、リガクHD、TBASE、弁護士コム、スカパーJなどが上昇した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社