居酒屋「鳥貴族」を展開するエターナルホスピタリティグループ(エタナルHG)が急伸し、年初来高値を更新した。前週末に発表した今7月期第1四半期(8−10月)決算が好感された。
8−10月の連結業績は売上高が126億円(前年同期比15%増)、営業利益が9億円(同22%増)となった。既存店売上の伸びに加えて、コスト削減により収益性を高めた。原材料高が重荷となる中でも、販管費率の抑制を通じて営業利益率が7.1%(前年同期は6.7%)に改善した。
営業利益は8−10月が市場予想を1億円程度上回り、通期計画(32億円、前期比1%増)は据え置いた。進ちょく率は28%。また、11月の既存店売上は前年同月比7.1%増と第2四半期(25年11月−26年1月)も好スタートを切った(8−11月累計は前年同期比9.3%増)。
この日の株価は買い先行から3535円(前週末比11.3%高)の高値を付けた。およそ1年ぶりの水準を回復し、昨年3月の4950円を起点とする下落トレンドの抵抗線を上抜いている。
8日の終値は、前週末比185円高の3360円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社