大日本印刷は9日、半導体の回路パターンの形成に使用するナノインプリントリソグラフィ(Nano−Imprint Lithography:NIL)向けに、1.4ナノメートル(1nm=10億分の1メートル)世代相当のロジック半導体にも対応可能な、回路線幅10nmのテンプレート(型)を開発したと発表した。
同社によれば、今回開発した線幅10nmのNIL用テンプレートは、NAND型フラッシュメモリーに加え、スマートフォンやデータセンターなどで使用される最先端ロジック半導体の微細化ニーズに応えるという。半導体のさらなる微細化やコスト削減に向け、NIL用テンプレートの一層の開発や需要拡大に対応した生産体制の強化を進め、30年度にNILで40億円の売上増加を目指すという。
9日の終値は、前日比38.5円高の2628.5円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社