太陽光発電を展開するグリーンエナジー&カンパニーが急騰、前日比375円高となる2545円を付けた。9日引け後、26年4月期業績予想の上方修正に加え、台湾Recharge Powerとの戦略的業務提携を発表し、買い人気を集めた。
同社は通期の連結営業利益予想を7億円から7億8000万円(前期比43.5%増)に引き上げた。太陽光発電設備の需要が好調に推移し、開発・施工案件の進ちょくが前倒しで寄与する見込みとなった。第2四半期累計(5−10月)の営業利益は3億400万円(前年同期比88.0%増)となり、計画の2億円を上回った。
また同社は、台湾Recharge Powerと、国内系統用蓄電池事業における一括受注体制の強化を目的とした戦略的業務提携に関する覚書(MOU)を締結すると発表した。提携により、両社の技術力と事業運営ノウハウを相互に活用し、用地取得から設計・建設・販売・O&M(運用・保守)・アグリゲーションまでの一貫体制を共同で構築し、拡充を図る。
さらに、子会社のグリーンエナジー・ファシリティーズが、GATES(東京都新宿区)と、太陽光発電設備の買取と再販売に関する業務提携契約を締結したことも明らかにした。
10日の終値は、前日比196円高の2366円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社