17日後場は日経平均株価が、前日比128円99銭高の4万9512円28銭と3日ぶりに反発。一方、TOPIX(東証株価指数)は同1.11ポイント安の3369.39ポイントと小幅ながら続落した。朝方は、前日に大幅続落していた反動から買いが先行。ただ、買い手がかりに乏しいなか、今週末の日銀決定会合での利上げを警戒する動きが強まり、下げに転じる場面もみられた。その後は、ファナックや東エレクなどが上昇に転じ、日経平均は午前11時29分に、同188円21銭高の4万9571円50銭を付けた。後場も手じまい売りに下げ転換したが、積極的に売り進む動きは限られ総じて堅調に推移した。
東証プライム市場の出来高は21億8197万株、売買代金は5兆853億円。騰落銘柄数は値上がり662銘柄、値下がりは882銘柄、変わらずは65銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち11業種が上昇、22業種が下落した。第一生命HD、東京海上などの保険株や、住友鉱、DOWAなどの非鉄金属株が上昇。郵船、商船三井などの海運株や、日本製鉄、神戸鋼などの鉄鋼株も高い。日立、アドバンテスなどの電気機器株や、リクルートH、日本郵政などのサービス株も堅調。デンソー、トヨタなどの輸送用機器株や、SUMCO、三和HDなどの金属製品株もしっかり。一方、ニッスイ、マルハニチロなどの水産農林株や、出光興産、ENEOSなどの石油石炭株が下落。浜ゴム、ブリヂスなどのゴム製品株や、JR東日本、JR東海などの陸運株も弱かった。
そのほか、MDV(監理)、KLab、トーメンデバ、キオクシア、LTSなどが上昇。半面、LinkUG、JMDC、ACCESS、アドクリ、クオールHDが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社