
(画像=株式新聞)
| この記事は2025年12月25日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>12月25日」を転載したものです。 掲載記事:<相場の読み筋>12月25日 |
24日の米国株式は、5日続伸した。NYダウが前日比288.750ドル高の4万8731.16ドル、ナスダック総合指数が同51.463ポイント高の2万3613.307ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が4億4281万株、ナスダック市場が32億6749万株だった。NYダウは11日に付けた終値ベースの史上最高値(4万8704.01ドル)を約2週間ぶりに更新した。クリスマスイブで短縮取引となるなか、休暇入りする市場関係者も多いとみられ、積極的な売買は限られた。米週間の新規失業保険申請件数は、季節調整済みで21万4000件となり、市場予想平均の22万4000件よりも良好だった。NYダウ採用銘柄では、ナイキやメルク、ウォルト・ディズニーなどが値上がり率の上位に入っている。
25日の東京株式は、方向感に乏しい展開か。海外投資家のクリスマス休暇入りで市場参加者が減少するなか、主要指数はもみ合いとなりそうだ。消去法的に、値動きの軽い中小型株への物色が中心になりそう。また、NISA(少額投資非課税制度)枠を使い切るため、高利回りや株主優待が見込まれる銘柄への買い需要も見込まれる。為替相場は、ドル・円が1ドル=155円台の後半(24日は155円82-84銭)、ユーロ・円が1ユーロ=183円台の半ば(同183円70-74銭)と小動き。24日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、住友化<4005.T>、日立<6501.T>、ホンダ<7267.T>などが、24日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、24日の大阪取引所清算値比100円高の5万440円だった。
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