三菱ケミカルグループが反発、15円高の929.4円を付けた。29日付の日本経済新聞は、同社が主力のアクリル樹脂原料「MMA」をインドで生産する方針と報道、材料視された。
同紙によれば、同社の筑本社長への取材で、成長が見込まれるインド国内市場に向けて30年までに生産を始める検討を行っており、27年3月期中に決定するという。グローバルで競争力が低いと判断された設備は削減するなどして適正な規模にすると同時に、新たな市場を確保し供給網を再構築するとしている。
29日の終値は、前週末比10.5円高の924.9円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社