30日後場は日経平均株価が、前日比187円44銭安の5万339円48銭と続落。TOPIX(東証株価指数)は同17.55ポイント安の3408.97ポイントと4日ぶりに反落した。現地29日の米国株式が続落。日本株も朝方から売りが先行し、日経平均は午前9時19分に、同327円95銭安の5万198円97銭を付けた。売りが一巡した後は、押し目を拾う動きから後場に入り上げ転換する場面もみられた。ただ、市場参加者が少なく、年内最終売買日にあたり積極的な買いが入らず、弱含みで推移した。両指数ともに大納会で下落となったものの、日経平均は大納会の終値として初めて5万円台に乗せた。また、TOPIXは05年5月から06年1月以来となる9カ月連続の上昇を達成した。
東証プライム市場の出来高は15億6798万株。売買代金は3兆7436億円。騰落銘柄数は値上がり356銘柄、値下がりが1194銘柄と7割を超えた。変わらずは54銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち29業種が下落、4業種が上昇した。大和証G、野村などの証券商品先物株や、東邦鉛、住友鉱などの非鉄金属株が下落。アシックス、任天堂などのその他製品株や、楽天グループ、リクルートHなどのサービス株も安い。JPX、オリックスなどのその他金融株や、NTT、ソフバンGなどの情報通信株も軟調。伊藤忠、三井物などの卸売株や、ブリヂス、住友ゴムなどのゴム製品株も弱かった。一方、INPEX、石油資源などの鉱業株や、ニコン、HOYAなどの精密機器株が上昇した。
そのほか、GMOインタ、システムサポ、Ine、Wスコープ、ラサ工が下落。半面、アドクリ、Vキューブ、養命酒、マルマエ、板硝子などが高い。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社