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アナリスト注目の銘柄は?相場先読み!米株特集 2026年1月

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米株特集

(画像=SBI証券)

この記事は2026年1月9日にSBI証券で公開された「アナリスト注目の銘柄は?相場先読み!米株特集」を転載したものです。
掲載記事(最新版):アナリスト注目の銘柄は?相場先読み!米株特集

12月の米国株式市場は一部のAI関連株に対する過剰投資懸念がくすぶる中(オラクルのCDSが急上昇、同社株は9月高値から4割強下落)、FOMCでの利下げ決定やCPI(消費者物価指数)の伸びが市場予想を下回ったほか、サンタクロースラリー期待を背景に月間ベースではNYダウが2018年以来最長となる8カ月続伸となりました。一方、S&P500指数は8カ月ぶり反落、ナスダックが続落とセクターローテーションが見られました。なお、年間ベースではS&P500指数は3年連続高となりました。2026年に入り、半導体や金融、エネルギー株などの牽引でNYダウとS&P500指数は終値ベースで史上最高値を更新する場面がありました。

恐怖指数で知られるVIX指数は1月8日時点で15.45と注目ラインである20を引き続き下回っており、ボラティリティは落ち着いています。S&P500指数の11業種における12月のセクターパフォーマンスは金融や素材、資本財・サービスなどが上げて、公益や不動産などが下げました。なお、CMEが貴金属先物取引の証拠金要件を引き上げたことで、NY金・銀先物価格が一時大幅安となりましたが、ベネズエラ情勢など地政学リスクを背景にその後は回復を示しています。

1月の米国株は次の4点がポイントになると考えていて、特に①と④が最も重要と思われます。

①新しいFRB議長の指名(1月中に発表か)

CPI13日発表予定)

FOMC27-28日開催予定)

④主力企業決算発表(例えばマイクロソフトとテスラは28日予定、アップルは29日予定)

パウエルFRB議長の任期は5月に満了する予定ですが、トランプ大統領は新しいFRB議長候補者の中から早ければ1月中に新議長を指名する見通しです。利下げに前向きな候補者が選ばれる可能性が高く、特にハセット米国家経済会議委員長とウォーシュ元FRB理事、ウォラーFRB理事が最有力と見られています。新しいFRB議長指名後にマーケットの利下げ観測が高まる可能性があり、米国株式市場をサポートすると考えられます。

CPIに関しては市場予想では前回並み(前年比2.7%増)が見込まれており、インフレ鈍化の見通しです。一方、1月FOMCでは政策金利の据え置きが市場予想で見込まれています。

なお、昨年のS&P500指数上昇の原動力の1つになったのは堅調な企業業績です。25年10-12月期の市場予想EPSは情報技術や素材の牽引で前年比およそ8%増が見込まれています。前回の決算発表シーズンはポジティブサプライズが8割強と好調でしたが、今回もこれに続くかどうか注目されます。特にM7に代表される主力企業の決算発表が注視されます。

今回のコンテンツのテーマは「スポーツイベント関連」です。2026年は、①ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピック(2月予定)、②2026 WBC(ワールドベースボールクラシック、3月予定)、③FIFAワールドカップ2026(6-7月)など世界が熱狂するイベントが目白押しで、かつ、米国開催が多いことから例年以上にマーケットで関連銘柄が注目される可能性があります。今回は5銘柄をピックアップしますが、これ以外にもメディアや航空、ホテル・レジャー関連など幅広く注目されそうです。

当コンテンツはBloombergデータ、各社資料、各種報道、当社Webサイトを基にSBI証券が作成

SBI証券 アナリスト注目銘柄

今回の5銘柄の選定ポイントは次の3点です。

1.スポーツイベント関連

2. 米国・北米が地域別売上高で主力の1つ

3.アナリストの投資判断が買いと中立で過半数

1.ナイキ B(NKE)オレゴン州に本社がある世界最大級のスポーツシューズ・アパレル企業で、設計・開発・マーケティング・販売を行っています。ブランドはナイキやコンバースなどで展開し、シューズがメインです(25/5期)。シューズとアパレルのほとんどは海外で製造されており、ベトナムやインドネシア、中国の比率が大きいです。コンバースは苦戦が続くものの、全体の売上高成長率は足元で2四半期連続のプラスとなり、ターンアラウンドの兆しが見られます。25年9-11月期におけるナイキブランド北米売上高は前年比9%増と全体を牽引しました。ナイキブランド売上高に占める北米比率は44%です(25/5期)。昨年末にCEOが同社株を購入しており、会社業績への自信の表れを示唆しています。スポーツイベントを背景に定価販売が進むかどうか注視されそうです。 1.世界最大級のスポーツシューズ・アパレル企業 2. ナイキブランド売上高に占める北米比率は44%(25/5期) 3.アナリスト投資判断:買い27、中立14、売り2

(画像=SBI証券)

2.アンダー アーマー A(UAA)メリーランド州に本社があり、スポーツアパレルやシューズ、アクセサリーの開発・マーケティング・流通を手掛けていて、機能性トレーニングウェアが人気です。アパレルの売上高比率が67%とメインで、シューズ23%、アクセサリー8%です(25/3期)。米国で最も人気の高いスポーツの1つであるアメリカンフットボールのNFL(ナショナル・フットボール・リーグ)の公式フットウェア&グローブパートナー決定が昨年発表されており、ブランド認知度の向上が期待されます。事業再編などを背景に、会社側は26/3期の調整後営業利益見通しを上方修正しています。北米売上高比率は約6割とメインです(25/3期)。 1. スポーツシューズ・アパレル企業 2. 北米売上高比率は約6割(25/3期) 3.アナリスト投資判断:買い5、中立21、売り2

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3.ドミノ ピザ(DPZ)ミシガン州に本社があり、世界最大級のピザ会社です(配達と持ち帰り)。24年末で99%がフランチャイズ店舗展開で、ロイヤルティーと手数料が収益源です。24年末の店舗数は米フランチャイズが6,722店舗、米直営292店舗、海外14,352店舗です。バークシャー ハサウェイが大株主の1社です。Hungry For More(最も美味、優れた効率など)戦略を推進していて、過去2四半期は米既存店売上高の伸びが海外を上回り、米国が牽引しています。米直営と米ロイヤルティー&手数料、米広告、サプライチェーン(食材供給:米国メイン)の売上高比率は推定で約9割です(24/12期)。TVなど試合観戦での飲食ニーズが期待されます。 1.世界最大級のピザ会社 2.米国売上高比率は推定で約9割(24/12期) 3.アナリスト投資判断:買い19、中立13、売り3

(画像=SBI証券)

4.コカ-コーラ(KO)ジョージア州に本社があり、約200カ国・地域で展開する世界大手の飲料会社です。コカ・コーラやスプライト、ファンタのほか、スポーツドリンクやコーヒーなども手掛けています。1978年以降、FIFAワールドカップのスポンサーです。バークシャー ハサウェイが大株主の1社です。株主還元に積極的で連続増配は60年を超えており、また、配当利回りは約3%と好配当銘柄としても注目できそうです(26/12期市場予想配当2.13ドルと1月8日終値69.37ドルから算出)。北米売上高比率は約4割とメインです(24/12期)。25年7-9月期は北米での値上げや商品構成などを背景として増収を確保しています。中長期的にみると、人口の多い新興国市場での事業成長機会が高いと見られ、成長ストーリーとして注目されます。 1 FIFAワールドカップのスポンサー 2.北米売上高比率は約4割(24/12期) 3.アナリスト投資判断:買い27、中立3、売り0

(画像=SBI証券)

5.ビザ A(V)カリフォルニア州に本社があるデジタル決済の世界大手です。通期ベースで取扱高と取引処理件数はいずれも増加傾向にあり、同社ネットワークの利用拡大が見られます。FIFAワールドカップのスポンサーです。カード発行や信用供与を行っていないため、景気悪化時にも悪影響を受けにくいのがビジネスモデルの強みです。米国売上高比率は約4割です(25/9期)。米国の個人消費は底堅くカード利用の拡大が今後も期待されるほか、現地観戦などを通じた国境をまたぐクロスボーダー取引増加に伴う業績拡大も期待できそうです。 1. FIFAワールドカップのスポンサー 2.米国売上高比率は約4割(25/9期) 3.アナリスト投資判断:買い42、中立7、売り0

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