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1分でチェック!今週の米国株式 2026/2/2

  • 公開日:
  • 更新日:
1分でチェック!今週の米国株式

(画像=SBI証券)

この記事は2026年2月2日にSBI証券で公開された「1分でチェック!今週の米国株式 」を転載したものです。
掲載記事(最新版):1分でチェック!今週の米国株式

今週の米国株は主力企業決算発表と金・銀価格がポイントか

先週の振り返り

先週の米国株は主力企業の決算発表のほか、政府機関閉鎖や新しいFRB議長発表への警戒感などがマーケットに大きく影響を与えました。決算発表への期待感などからS&P500指数は一時7,000を突破する場面がありました。FOMC(米連邦公開市場委員会)は市場予想通り政策金利の据え置きが発表されました。景気や雇用情勢についての米金融当局者の認識は前回に比べて明るさの兆しが見られる内容に変更されました。また、政府機関閉鎖についてはつなぎ予算失効で一部機関が閉鎖となり、今週以降に再び採決の見通しです。なお、トランプ大統領が新しいFRB議長としてウォーシュ元FRB議長を指名したことでタカ派懸念からNY金・銀価格が大幅安となりました。VIX指数は17.44と20を引き続き下回り、ボラティリティは落ち着いています。週間ベースではS&P500指数が3週ぶり反発、NYダウとナスダックは3週続落となりました。S&P500セクター別(11業種)の週間パフォーマンスはコミュニケーション・サービスやエネルギー、公益などが上げて、ヘルスケアや一般消費財・サービスなどが下げました。個別株では、マイクロン テクノロジー(MU)やコカ-コーラ(KO)、フェデックス(FDX)などが史上最高値圏で推移しています。このほか、ボーイング(BA)やブンゲ(BG)などが52週高値圏です。S&P500指数採用銘柄で200日移動平均を超える比率は64%とやや鈍化しました。年初来のファクターリターンではモメンタムや流動性、配当利回り、EPS修正がアウトパフォームしていて、配当利回りが目立ち始めています。

個別株ではメタ プラットフォームズ A(META)は2026年の積極的な設備投資計画を発表しましたが、1-3月期売上高見通しが市場予想を上回り、株価は急騰しました。アップル(AAPL)はiPhoneとサービスが牽引して売上高とEPSが市場予想を上回り、上昇しました。サンディスク(SNDK)はAI需要好調で売上高とEPSが市場予想を大きく上回り、大幅上昇しました。一方、マイクロソフト(MSFT)はクラウド「アジュール」の売上高成長率が市場予想並みとなったほか、設備投資が市場予想を上回ったことがネガティブ材料視されて、急落となりました。テスラ(INTC)はEV販売台数減少などを背景に減収減益となり、下落しました。なお、S&P500指数採用銘柄で165社が決算発表済みで、EPSが市場予想を上回るポジティブサプライズ比率は約8割とヒストリカルにみても堅調です。今週はアルファベット A(GOOGL)やアマゾン ドットコム(AMZN)、パランティア テクノロジーズ A(PLTR)、アドバンスト マイクロ デバイシズ(AMD)など主力企業が決算発表を予定しています。

今週の見通しと注目セクター・テーマ

今週の米国株は主力企業決算発表と金・銀価格がポイントになると思われます。これまでの決算発表(利益、S&P500採用銘柄)はポジティブサプライズ比率が高く、主力企業がその流れをサポートできるかどうか注視されます。アルファベット A(GOOGL)やアマゾン ドットコム(AMZN)はクラウドの成長性と設備投資計画が注目されやすいです。AI関連としては、パランティア テクノロジーズ A(PLTR)とアドバンスト マイクロ デバイシズ(AMD)がマーケットの注目を集めそうです。1/30のNY金スポット価格は約9%安、銀は同26%安と大幅安となっておりこれまでの価格急上昇が巻き戻しとなっているため、金・銀価格が落ち着きを取り戻すかどうか大きな注目を集めそうです。雇用統計は政府機関一部閉鎖の影響で、発表が先送りされるリスクがありますが、非農業部門雇用者数が市場予想で前月比6.8万人増と前回(同5.0万人増)から改善見通しで、失業率は前回並みが見込まれています。

注目セクター・テーマとしては下記を考えています。

半導体関連:メモリー(DRAMやNANDフラッシュ)大手の韓国サムスン電子の10-12月期決算はメモリー価格上昇を背景に利益急増となり好調でした。特に大手3社による寡占状態のDRAM分野では、需給ひっ迫が当面続く見通しで業績面は強含みが見込まれます。SOX指数は史上最高値圏で推移しており、関連銘柄は注目されやすいと考えられます。マイクロン テクノロジー(MU)サンディスク(SNDK)ラムリサーチ(LRCXヴァンエック 半導体 ETF(SMH)

ポジティブサプライズ関連:米企業の10-12月期決算発表はポジティブサプライズ比率が良好です。業績が市場予想を上回り、かつ、決算発表を受けて株価上昇になった関連銘柄は投資家の関心を集めやすいと考えられます。メタ プラットフォームズ A(METAアップル(AAPL)ベライゾン コミュニケーションズ(VZシーゲイト テクノロジー(STX)

新興国株関連:ドル安(ドルインデックスは一時2022年以来の安値水準)や米国・欧州の地政学リスクなどを背景に、年初来パフォーマンスで新興国株が米株をアウトパフォームしています。代表的な新興国株ETFは資金流入が見られ、投資家の注目を集めやすいと思われます。iシェアーズ MSCI エマージング ETF(EEM)iシェアーズ コア MSCI エマージング ETF(IEMG)SPDR ポートフォリオ 新興国株式 ETF(SPEM)iシェアーズ MSCI ブラジル ETF(EWZ)

重要イベント・主な経済指標

重要イベント・主な経済指標

※Bloombergデータ、各種報道をもとにSBI証券が作成

(画像=SBI証券)

著者プロフィール
齊木 良 (さいき りょう)
シニア・マーケットアナリスト(米国株担当)
(日本証券アナリスト協会 認定アナリスト) 
名古屋大学経済学部卒業。東海東京証券において主に外国株プロモーション、外国株トレーディングに従事。機関投資家向けの日本株トレーディングにも携わる。米国の証券会社へのトレーニー、コロンビア大学ビジネススクール客員研究員等を経て2022年4月よりSBI証券投資情報部に所属。ファンダメンタルズとトレーディングの両面から独自の視点で米国株を分析する。初心者向けやETFなど幅広いコンテンツも作成している。各種メディアでマーケットや個別銘柄に関するコメントも行う。毎週3Km泳ぐことをルーティンとしているほか、プロ野球やバレーボール等のスポーツ観戦のため野球場やドーム、アリーナによく通っている。
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