予想レンジ:5万5000−5万7000円(6日終値5万4253円68銭)
米国市場では前週末6日、NYダウが前日比1206.95(0.8%)ドル高の5万115.67ドルと大幅に上昇し、史上初めて5万ドルの大台に乗せた。S&P500指数とナスダック総合指数もそれぞれ2.0%、2.2%高と急伸し、3指数がそろって反発した。エヌビディアが約8%値上がりするなど、直近で値下がりしていたAI(人工知能)銘柄に押し目買いが集まった。半導体株で構成するSOX指数は5.7%高となった。また、アンソロピックのAIへの脅威で最近大きく下げていたソフトウェア株も上げ、景気敏感株や金融株なども買われた。
9日の東京株式市場は、8日投開票の衆院選で自民党が過去最多となる316議席獲得と大勝したことに米株高が相まって、幅広い銘柄に買いが先行する展開が見込まれる。日経平均株価は3日の史上最高値(5万4720.66円、終値ベース)を寄り付きから大きく上回る公算だ。先物は6日に5万6490円と現物指数(6日終値5万4253.68円)より2200円超高い水準で引けている。ドル・円が1ドル=157円台前半と前日並みの円安水準を維持していることも下支え要因。ユーロ・円は1ユーロ=185円台後半(6日は184.35−185.73円)。防衛や核融合、宇宙をはじめとする「高市銘柄」や、アドバンテスト、ソフトバンクグループ、キオクシアホールディングス、フジクラなどのAI・半導体株の反応が注目される。ただ、日本株相場は年初の解散観測を起点に衆院選への期待を先行して織り込んできたため、買い一巡後は短期急騰による反動売りが強まる展開にも注意しておきたい。
<きょうの個別材料>
○プラス材料
住友不―第3四半期累計は前年同期比11%の営業増益。
東エレク―業績・配当予想を上方修正し自社株買いも。また、26年のWFE市場についても高成長の見通しを示した。
●マイナス材料
武蔵精密―データセンター向けエネルギーソリューション事業の先行投資費用が増え利益予想を下方修正。
KDDI―KDDI―子会社の架空取引発覚。売上高約2460億円を過大計上
上記の材料はあくまでも相場の参考です。個々の銘柄の株価位置、あるいは相場の流れなどにより、その反応は不確定です。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社