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アメリカNOW! ~好決算の大手テックに対する見直し買いに期待~

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アメリカNOW! ~好決算の大手テックに対する見直し買いに期待~

(画像=SBI証券)

この記事は2026年2月9日にSBI証券で公開された「アメリカNOW! ~好決算の大手テックに対する見直し買いに期待~」を転載したものです。
掲載記事:アメリカNOW! ~好決算の大手テックに対する見直し買いに期待~

先週の米国株式市場は、AI企業アンソロピックの新製品投入がソフトウェア株の下落につながり、半導体株にも波及してテクノロジー中心に下落しました。今週の株価材料として、1月雇用統計、1月消費者物価指数、10-12月期決算発表が注目されます。

今回は10-12月期決算の好調が確認された大手テクノロジー銘柄から、アップル(AAPL)アルファベット A(GOOGL)マイクロソフト(MSFT)メタ プラットフォームズ A(META)アドバンスト マイクロ デバイシズ(AMD)を選んでご紹介いたします。

図表1 S&P500指数の一目均衡表(日足、3ヵ月)

図表1 S&P500指数の一目均衡表

一目均衡表の「雲」の上限から反発しました。テクニカルに重要なポイントを下に抜けなかったということは、先週の下落は重要なファンダメンタルズの変化によってではなく、市場心理の揺れが主因であった可能性が高いと解釈できます。

※当社WEBサイトを通じてSBI証券が作成

(画像=SBI証券)

図表2 業種別指数騰落率・個別銘柄騰落率

図表2 業種別指数騰落率・個別銘柄騰落率

注:個別銘柄の騰落率上位、下位はS&P100指数が母集団です。銘柄名はBloombergの表記により、当社WEBサイト・本文中の表記と異なる場合があります。
※BloombergデータをもとにSBI証券が作成

(画像=SBI証券)

先週の米国株式市場

S&P500指数は週間で0.1%の下落、ダウ平均は2.5%の上昇、ナスダック指数は1.8%の下落でした。

2/3(火)に新興のAI企業アンソロピックが法務業務の自動化ツールを発表して、AIがソフトウェア企業の製品を駆逐するのではとの懸念が深まり、ソフトウェア株が下落、半導体株にも波及しました。また、金、銀、暗号資産などバリュエーション尺度のない資産の価格下落が市場心理を悪化させました。

また、1月人員削減数、週次の新規失業保険申請件数、12月求人数がいずれも弱く、雇用市場に対する懸念が台頭したことも相場下落に拍車をかけました。

一方、2/6(金)には大手テクノロジー企業によるAI投資が2026年も大幅に増えることが見直されてAI半導体を供給するエヌビディアが8%、ブロードコムが7%上昇するなど、テクノロジー株に押し目買いが入って主要3指数とも大幅な反発となりました。

業種指数では、幅広い銘柄が上昇した生活必需品、ISM製造業景気指数の改善が好材料になったとみられる、資本財・サービス、エネルギー、素材の上昇が目立ちました。上昇トップのフェデックス(FDX)は、コスト削減策による利益率上昇に現実味が出てきたことや、輸送業界に追い風となる足もとの堅調な経済環境によるとみられます。

今週の米国株式市場

10-12月期の決算発表はS&P500指数採用企業の59%が発表を終えた段階で、EPSは前年同期比13.0%増の予想(既発表企業の実績と未発表企業の予想の混合ベース)となっており、決算発表が始まる前の同8.2%増から大きく上方修正され、企業業績の好調が確認されました。この結果を踏まえると、さらなる高値更新が十分に期待されます。

先週のテクノロジー株下落のきっかけとなったソフトウェア株の下落は、「セリングクライマックス」だった可能性が高いとみています。図表3は、情報技術セクターに属する3つのサブセクターの株価動向を示したものですが、ソフトウェア株の変調が見られたのは昨年7月頃だったことがわかります。

この頃から市場では、新興AI企業が既存のソフトウェア企業の製品の一部を駆逐してしまうのではないかとの懸念をもっていたと見られます。その懸念がアンソロピックの新製品発表をきっかけに急拡大したと考えられます。ソフトウェアに関連する銘柄はほぼ無差別に売られており、「セリングクライマックス」の特徴がみられ、一旦下落は止まる可能性が高そうです。

ただし、これらソフトウェア株の業績はこれまでも堅調に推移していたため、先行きAI企業にやられるのではないかとの懸念が正しくないと証明するには、かなり時間がかかると思われます。売られ過ぎの可能性は高いものの、反発には時間がかかるということは考えておくべきでしょう。

今週の株価材料として、1月雇用統計、1月消費者物価指数、10-12月期決算発表が注目されます。

1月雇用統計は、政府機関の一部閉鎖の影響で2/6(金)から2/11(水)に変更されました。非農業部門雇用者数は前月比6.9万人増の予想です。先週に発表された雇用指標が弱かったため、雇用市場の落ち着きを確認できるか注目されます。

2/13(金)の発表に変更となった1月消費者物価指数は、前年比+2.5%の予想(前月は同+2.7%)です。インフレの沈静を示して相場を支える要因になると期待されます。

10-12月期決算発表は、終盤を迎えます。消費関連のコカ・コーラ、マクドナルド、テクノロジーのロビンフッドマーケッツ、コインベースグローバル、アプライドマテリアルズ、アリスタネットワークス、コアウィーブ、レアメタルのアルベマールなどの発表が予定されています。

経済指標では上記のほか、2/12(木)に1月中古住宅販売件数(前月比-3.5%の予想)などの発表が予定されています。

今週の5銘柄

先週はテクノロジー分野の銘柄が売られがちとなりました。中には10-12月期決算、1-3月期ガイダンスとも市場予想を上回っていながら、株価が大きく下落したものもありました。

先週はソフトウェア株の下落が半導体銘柄にも波及、ビットコインの下落などもあって市場の地合いが非常に悪かった印象です。しかし、このような状況が落ち着くと、決算が好調であった銘柄に見直し買いが入る可能性があると考えられます。

そこで、2/5(木)までに決算を発表した時価総額2,000億ドル以上のテクノロジー大手で、10-12月期決算の売上・EPSとも市場予想を上回った銘柄を図表4にリストアップしました。

ここから、アップル(AAPL)、アルファベット A(GOOGL)、マイクロソフト(MSFT)、メタ プラットフォームズ A(META)、アドバンスト マイクロ デバイシズ(AMD)を選んでご紹介いたします。

図表3 情報技術サブセクターの株価動向

図表3 情報技術サブセクターの株価動向

※BloombergデータをもとにSBI証券が作成

(画像=SBI証券)

図表4 大手テクノロジーの10-12月期概要

図表4 大手テクノロジーの10-12月期概要

注:2/5(木)時点のデータによります。
※BloombergデータをもとにSBI証券が作成

(画像=SBI証券)

今週の注目銘柄

今週の注目銘柄

注:予想PERはBloomberg集計のコンセンサス予想EPSによります。使用した予想EPSの決算期は、アップルは2026年9月期、マイクロソフトは2026年6月期、その他は2026年12月期です。
※会社資料、BloombergデータをもとにSBI証券が作成

(画像=SBI証券)

主要イベントの予定

主要イベントの予定

※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

(画像=SBI証券)

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