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<相場の読み筋>2月6日

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相場の読み筋

(画像=株式新聞) 

この記事は2025年2月6日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>2月6日」を転載したものです。
掲載記事:<相場の読み筋>2月6日

5日の米国株式は、続伸した。NYダウが前日比317.24ドル高の4万4873.28ドル、ナスダック総合指数が同38.315ポイント高の1万9692.330ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が10億7878万株、ナスダック市場が60億1327万株だった。米1月ISM非製造業景気指数が52.8となり、市場予想平均の54.0を下回った。米景気の減速が警戒され、米10年物国債の利回りが低下(価格は上昇)、株価の相対的な割高感が後退し上昇につながった。朝方は、4日の通常取引終了後に24年10-12月の決算を発表したアルファベット(グーグルの持ち株会社)が下落し、NYダウは一時200ドルを超える下落となる場面もあった。同指数の採用銘柄では、アムジェンやエヌビディア、ボーイングなどが値上がり率の上位に入っている。

 6日の東京株式は、上値の重い展開か。朝方は、現地5日の米国株式が続伸した動きを受け、買い先行スタートとなりそう。ただ、日経平均株価は連日で戻り待ちの売りに押され、上げ幅を縮小する格好で取引を終えている。為替市場では、ドル・円が1ドル=152円台の半ば(5日は153円33-35銭)、ユーロ・円が1ユーロ=158円台の後半(同159円50-54銭)と円高方向に振れていることもあり、停滞商状となる場面も想定される。5日のADR(米国預託証券)は円換算値で、TDK<6762.T>、アドバンテス<6857.T>、ソフバンG<9984.T>などが、5日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、5日の大阪取引所清算値比215円高の3万8955円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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