
(画像=株式新聞)
この記事は2025年2月25日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>2月25日」を転載したものです。 掲載記事:<相場の読み筋>2月25日 |
24日の米国株式は、NYダウが前週末比33.19ドル高の4万3461.21ドルと3日ぶりに反発、ナスダック総合指数は同237.080ポイント安の1万9286.925ポイントと3日続落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が11億588万株、ナスダック市場が66億9264万株だった。前週末21日に大幅下落した反動で、朝方は買いが優勢となる場面がみられた。ただ、戻り待ちの売り押され、上値は限られた。トランプ米大統領は同日、延期していたカナダとメキシコに対する追加関税について、予定通り実施するとの考えを示した。同施策の実施で米経済への悪影響が警戒された。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、マイクロン・テクノロジーズやエヌビディア、アーム・ホールディングスなどが下落した。
25日の東京株式は、落ち着きどころを探る展開か。現地24日の米国株式市場で、NYダウは小幅に反発したものの、ナスダック総合指数が3日続落した動きを受け、朝方は売り優勢スタートとなろう。為替相場は、ドル・円が1ドル=149円台の半ば(前週末21日は150円56-58銭)、ユーロ・円が1ユーロ=156円台の半ば(同157円96銭-158円00銭)と円高方向に振れていることから、輸出関連銘柄を中心に軟調な展開を強いられそうだ。24日のADR(米国預託証券)は円換算値で、信越化<4063.T>、アドバンテス<6857.T>、日産自<7201.T>などが、前週末21日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同21日の大阪取引所清算値比770円安の3万8020円だった。
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