
(画像=SBI証券)
この記事は2025年3月14日にSBI証券で公開された「Daily米株速報 毎営業日午前更新予定」を転載したものです。 掲載記事(最新版):Daily米株速報 毎営業日午前更新予定 |

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貿易戦争に対する懸念から大幅下落。
3月13日(木)の米国株式市場は、トランプ大統領がSNSで米国産ウイスキーへの課税を撤廃しなければ、EUの酒類に200%の関税を課すとしたことをきっかけに貿易戦争に対する懸念が強まって主要3指数とも大幅に下落した。S&P500は高値から10%下落して、調整局面入りとされる水準に達した。マグニフィセント7銘柄はいずれも下落。セクター別には、公益事業のみ上昇、大手テクノロジー株の影響が大きいコミュニケーションサービス、一般消費財・サービス、情報技術などの下落が大きい。
2月生産者物価指数は、総合指数が前年比+3.2%と前月の同+3.7%から低下、コア指数も同+3.4%と前月の同+3.8%から低下、昨日の2月消費者物価指数に続いてインフレの沈静を示した。新規失業保険申請件数(3月8日に終わる週)は22.0万件で、前週の22.2万件からやや低下、市場予想の22.5万件を下回りました。
債券利回りはリスク回避の動きが強まって幅広い年限で低下した(価格は上昇)。ドル指数は小幅に上昇、ドル円は147円台後半に下落した。原油価格は景気に対する懸念から下落、金価格は安全資産としての需要の高まりから上昇して、最高値を更新した。
前日引け後に12-2月期決算を発表したソフトウェアのアドビ(ADBE)は、3-5月期のガイダンスが売上・EPSとも市場予想を下回って-13.9%。9-11月期決算の発表後から、新興AI企業との競合が懸念されている。
ディスカウントストアのダラー ジェネラル(DG)は、2026年1月期の業績ガイダンスを売上が前年比3.4~4.4%増、既存店売上が同1.2~2.2%増、EPSを5.1~5.8ドルとして+6.9%。小売大手のウォルマートやターゲットのガイダンスよりも楽観的な印象。
インテル(INTC)は、新CEOに元同社取締役会メンバーで、米ソフトウエア会社ケイデンス・デザイン・システムズのCEOや会長を務めたリップブー・タン氏を起用すると発表して+14.6%。タン氏はインテル従業員へのメモで、「事業再建が容易だと言うわけではない」としつつも、「勝つために必要なものをわれわれは持っていると全身全霊で信じているからこそ私は加わる」と述べた。
【3月14日(金)の米国市場】
主な経済イベント:ミシガン大学消費者信頼感指数(3月、速報値)
米つなぎ予算の期限
主な企業決算の発表:なし
~見通し~
3月のミシガン大学消費者信頼感指数は、前月の64.7から63.0へ3ヵ月連続で低下の予想。つなぎ予算の期限到来もリスク要因と捉えられている。相場回復のきっかけが見当たらない。
SBI証券 投資情報部 榮 聡
主要株価指数

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債券・商品市況

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主要通貨

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S&P500日中足チャート

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ナスダック日中足チャート

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S&P500セクター別

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S&P100種騰落率ランキング

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その他主要銘柄

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※本レポートはBloombergデータをもとにSBI証券が作成。
※銘柄名はBloomberg表記によるもの。
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