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<相場の読み筋>3月12日

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<相場の読み筋>3月12日

(画像=株式新聞) 

この記事は2025年3月12日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>3月12日」を転載したものです。
掲載記事:<相場の読み筋>3月12日

11日の米国株式は、続落した。NYダウが前日比478.23ドル安の4万1433.48ドル、ナスダック総合指数が同32.226ポイント安の1万7436.095ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が13億9859万株、ナスダック市場が83億5085万株だった。トランプ米大統領は11日、カナダから輸入する鉄鋼とアルミニウムに対し追加関税を課すと表明。これにより前回引き上げ分も合わせ関税率が50%となることから、前週末に続き米景気への影響が懸念されNYダウは一時730ドルを超える下落をみせる場面もあった。同指数の採用銘柄では、ベライゾン・コミュニケーションズやウォルト・ディズニー、マクドナルドなどが値下がり率の上位に入っている。

 12日の東京株式は、弱含みの展開となりそう。日経平均株価はきのう11日、下げ幅を縮小して取引を終えたものの、現地11日の米国株式が続落した動きを受け、売り先行スタートとなりそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=147円台の半ば(11日は146円91-93銭)、ユーロ・円が1ユーロ=161円台の前半(同159円98銭-160円02銭)と円安に振れていることから、輸出関連銘柄の支えとなりそう。米国とウクライナの両政府は現地11日、ロシアによるウクライナ侵略を巡り、米国が提示した30日間の停戦案をウクライナが受け入れたと発表。停戦交渉の進展が株価への刺激材料となることも想定される。

(イメージ写真提供:123RF)

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