経済・ビジネス情報

<相場の読み筋>3月14日

  • 公開日:
  • 更新日:
相場の読み筋

(画像=株式新聞) 

この記事は2025年3月14日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>3月14日」を転載したものです。
掲載記事:<相場の読み筋>3月14日

13日の米国株式は、NYダウが前日比537.36ドル安の4万813.57ドルと4日続落、ナスダック総合指数が同345.436ポイント安の1万7303.014ポイントと反落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が11億2729万株、ナスダック市場が64億2860万株だった。米2月PPI(生産者物価指数)が前年同月比3.2%増となり、市場予想平均の同3.3%増を下回った。一方、トランプ米大統領は、EU(欧州連合)に対してワインやシャンパンに200%の関税を課す可能性を明らかにするなど、関税の応酬による経済への先行き不透明感から、リスク回避姿勢が強まり株価の下落につながった。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、アドビやメタ(旧フェイスブック)、アップルなどが下落した。

 14日の東京株式は、もみ合い商状となりそう。現地13日の米国株式が下落した動きを受け、売り先行スタートとなりそう。3月限株価指数先物・オプションのSQ(特別清算指数)値算出日にあたることから、市場推定値を意識する場面もありそう。取引時間の後半には、週末要因から手控えムードが強まることも想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=147円台の後半(13日は147円81-82銭)、ユーロ・円が1ユーロ=160円台の半ば(同160円60-64銭)と小動き。13日のADR(米国預託証券)は円換算値で、富士フイルム<4901.T>、ソニーG<6758.T>、オリンパス<7733.T>などが、13日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の6月限円建て清算値は、13日の大阪取引所清算値比60円安の3万6450円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

株式新聞

1949年に創刊した日本最大の証券専門紙。専門記者による注目銘柄情報や株式情報、株式ニュースなど最新の情報を発信しています。