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<相場の読み筋>3月21日

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相場の読み筋

(画像=株式新聞) 

この記事は2025年3月21日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>3月21日」を転載したものです。
掲載記事:<相場の読み筋>3月21日

20日の米国株式は、反落した。NYダウが前日比11.31ドル安の4万1953.32ドル、ナスダック総合指数が同59.164ポイント安の1万7691.626ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が11億9509万株、ナスダック市場が55億9637万株だった。前日19日にFOMC(米連邦公開市場委員会)が金融政策の据え置きを決定。朝方は、19日に上昇した動きが継続し、3月フィラデルフィア連銀製造業景況指数が12.5となり、市場予想平均の9.0を上回ったことが好感され、NYダウは一時280ドルを超える上昇をみせた。ただ、トランプ米大統領は4月2日からの相互関税導入を強調。米景気への影響が警戒され一転して下げに転じた。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、ギリアド・サイエンシズやネットフリックス、シスコ・システムズなどが下落した。

 21日の東京株式は、弱含みの展開か。現地20日の米国株式が小幅ながら下落した動きを受け、売り優勢のスタートとなりそう。連休の谷間や週末要因から積極的な買いは限られるとみられる。為替相場は、ドル・円が1ドル=148円台の後半(19日は149円27-29銭)、ユーロ・円が1ユーロ=161円台の半ば(同162円59-63銭)と円高方向にあることから、輸出関連銘柄は手じまい売りに押される場面も想定される。20日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、第一三共<4568.T>、ニデック<6594.T>、日産自<7201.T>などが19日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、19日の大阪取引所清算値比65円安の3万7435円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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