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<相場の読み筋>3月24日

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相場の読み筋

(画像=株式新聞) 

この記事は2025年3月24日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>3月24日」を転載したものです。
掲載記事:<相場の読み筋>3月24日

前週末21日の米国株式は、反発した。NYダウが前日比32.03ドル高の4万1985.35ドル、ナスダック総合指数が同92.425ポイント高の1万7784.051ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が45億5527万株、ナスダック市場が79億2172万株だった。3月限の株式先物、株価指数オプション、個別株オプションの清算日にあたるトリプルウィッチングのため、出来高が膨らんだ。米政府が4月2日に導入する相互関税への警戒感が継続し、NYダウは一時500ドルを超える下落となる場面がみられた。売り一巡後、トランプ米大統領が相互関税の導入に関し「柔軟性がある」と発言。過度な警戒感が後退し上昇に転じて取引を終えた。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、テスラやアップル、メタ(旧フェイスブック)などが値上がり率の上位に入った。

 24日の東京株式は、軟調な展開か。現地21日の米国株式は反発したが、米国による相互関税導入への警戒感が続きそう。日経平均株価は、足元で上値が重い動きをみせているなか、消去法的に配当や株主優待権利取りの買いが中心になるとみられる。為替相場は、ドル・円が1ドル=149円台の前半(前週末21日は149円31-33銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=161円台の半ば(同161円83-87銭)とやや円高方向にある。前週末21日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながらパナソニック<6752.T>、キーエンス<6861.T>、ホンダ<7267.T>などが、同21日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同21日の大阪取引所清算値比45円安の3万7355円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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