
(画像=株式新聞)
この記事は2025年3月25日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>3月25日」を転載したものです。 掲載記事:<相場の読み筋>3月25日 |
24日の米国株式は、続伸した。NYダウが前週末比597.97ドル高の4万2583.32ドル、ナスダック総合指数が同404.542ポイント高の1万8188.593ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が11億5754万株、ナスダック市場が60億9420万株だった。米ブルームバーグ通信や米ウォールストリート・ジャーナルは、トランプ米大統領が導入を目指す「相互関税」について、対象国が絞り込まれる可能性があると報道。また、米CNBCは同大統領が多くの国に相互関税の免除を与える場合もあるとしたと報じ、相互関税による経済への過度な警戒感が和らいだ。NYダウは一時650ドルを超える上昇を見せたほか、ハイテク株比率の高いナスダック市場では、テスラやアドバンスド・マイクロ・デバイシズ、アーム・ホールディングスなどが買われた。
25日の東京株式は反発後、堅調な展開か。現地24日の米国株式が続伸した動きを受け、朝方から買い先行スタートとなろう。為替相場は、ドル・円が1ドル=150円台の後半(24日は149円63-65銭)、ユーロ・円が1ユーロ=162円台の後半(同162円19-23銭)と円安方向にフレている。円安を背景に輸出関連銘柄へ物色の矛先が向かいそうだ。24日のADR(米国預託証券)は円換算値で、第一三共<4568.T>、日本製鉄<5401.T>、アドバンテス<6857.T>などが、24日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、24日の大阪取引所清算値比385円高の3万7735円だった。
(写真:123RF)