
(画像=株式新聞)
この記事は2025年3月26日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>3月26日」を転載したものです。 掲載記事:<相場の読み筋>3月26日 |
25日の米国株式は、3日続伸した。NYダウが前日比4.18ドル高の4万2587.50ドル、ナスダック総合指数が同83.262ポイント高の1万8271.855ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が11億5196万株、ナスダック市場が57億2395万株だった。米3月消費者信頼感指数が92.9となり、市場予想平均の94.0を下回った。米景気への影響が懸念されたものの、米政権が計画する「相互関税」について、多くの国に対する減免措置導入への期待が支えとなった。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、テスラやネットフリックス、アドビなどが値上がり率の上位に入っている。
26日の東京株式は、堅調な値動きが続きそう。現地25日の米国株式市場で、NYダウとナスダック総合指数が上昇したことから、日本株も買い先行スタートが見込まれる。ただ、日経平均株価は足元で戻り待ちの売りに押されているだけに、買い一巡後は、上値が重くなる場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=149円台の後半(25日は150円72-73銭)、ユーロ・円が1ユーロ=161円台の後半(同162円59-63銭)と円高方向にある。円高の影響を警戒して輸出関連銘柄は弱含むこともありそう。25日のADR(米国預託証券)は円換算値で、日本製鉄<5401.T>、京セラ<6971.T>、菱重工<7011.T>などが、25日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、25日の大阪取引所清算値比240円高の3万7820円だった。
(写真:123RF)