
(画像=SBI証券)
この記事は2025年4月9日にSBI証券で公開された「はじめての日本株!どんな銘柄を選んだらいいの?」を転載したものです。 掲載記事:はじめての日本株!どんな銘柄を選んだらいいの? |
銘柄選びのポイント
新年度がスタートしました。新生活とともに、「資産形成をはじめてみよう!」と考える方も多いのではないでしょうか。近年は、NISAやiDeCoなど、個人の資産形成を応援するための制度も拡充しており、メディアなどで取り上げられることも増えてきました。
はじめての資産形成で、投資信託を買ってみた方や、購入を検討している方はよく耳にします。しかし、個別株式はなんだかハードルが高そうで、手を出しにくいという方が多いようです。そこで今回は、日本株に興味は持っているけれど、「どんな銘柄を選べばいいのか分からない」という方に向け、銘柄選びのポイント&参考銘柄をいくつかご紹介させていただきます!


(画像=SBI証券)
✔ 大企業。売上や時価総額が一定規模以上の大きな企業であること
企業の規模が大きいほど、多数のメディアや投資家、専門家に動向を注目されやすく、投資判断にかかわる情報が入手しやすい傾向があります。また、経営基盤がしっかりしており、業績も安定していることが多いようです。
✔ 日常生活で馴染みのある身近な企業
商品や飲食店など、日常生活でかかわりのある商品や業界の銘柄を検討することもオススメです。ユーザーとして良いと思った製品がヒットし、企業の業績&見通しアップで、株高につながる可能性も。投資の神様として知られるピーター・リンチ氏は、「日常生活こそ成長株探しの最大の情報源だ 」と語っています。
また、自分の好きな製品や企業があれば「推し活」として、応援の気持ちを込めて株式を購入するのも一手です。
✔ 安定した業績推移、もしくは業績成長が見込まれる
業績が悪化しそう、あるいは悪化している企業は、株価が右肩下がりで、「今が一番安いのでは」と思ってしまうことも多いかもしれません。しかし、新しい好材料がないままだと、そのままずっと下がったままというパターンも十分あり得ます。一方で、業績の成長が見込まれる企業の株価は、将来的に株価が上昇する可能性も高いと考えられます。
✔ 持ってるだけで受け取れる?「配当金」や「優待」
株式は、売買をしなくても保有しているだけで、利益や金券、商品等を受け取れることがあります。企業が得た利益を株主に現金で分配するのが「配当金」、自社製品やサービス、金券などを提供するのが「株主優待」です。近年人気の「配当金」は、企業の業績や方針に合わせ金額が変わります。
これらのうち、どれか一つを重視したり、なるべく全て満たすことを重視したりは、それぞれの投資スタイルによって自由です。
今回は、なるべく前述の条件を満たせるような銘柄を探してみました。
※【紹介銘柄の抽出方法】①時価総額5兆円以上、②予想配当利回りが2.41%(東証プライム市場、有配当企業2月末)より大きい、③今期・来期市場予想の売上高、純利益が増収増益、①~③を全て満たす銘柄→業種が重複した場合、時価総額の大きい銘柄を優先。3/17(月)時点のQuick Workstation Astra Manager、会社発表データをもとにSBI証券が作成。
参考銘柄をご紹介
■銘柄概要&ひとこと紹介
三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)
株価 2,011円
・メガバンクの中でも最大の時価総額
・銀行のほか、信託、証券、カード、リース、消費者金融など幅広い分野で事業を展開
【ひとこと】
しばらくは大規模金融緩和が銀行業全体の重しでした。日銀が大規模な金融緩和政策から正常化に舵を切り、業績が改善しつつあります。
中外製薬(4519)
株価 4,519円
・処方が必要な「医療用医薬品」に特化
・製薬会社で世界売上高トップ級のスイス・ロシュ社と戦略的提携を行い、業績を拡大
【ひとこと】
製薬業界は、景気変動の影響を受けにくいディフェンシブな業界と言われています。トランプ関税による貿易摩擦激化で景気が悪くなっても、悪影響は少ないかも?
東京海上ホールディングス(8766)
株価 5,736円
・損保大手。日本初の損害保険会社
・M&Aで海外拡大の加速
【ひとこと】
財務良好で、複数の格付会社から高い評価を得ています。25.3期で、13期連続の増配実施予定。
東京エレクトロン(8035)
株価 20,110円
・日本を代表する半導体関連銘柄。製造装置(半導体を「つくる」ための機械)の世界大手
・海外売上高比率は約90%
【ひとこと】
半導体製造装置業界で世界トップ級製品が多数。AI向け売上の拡大にも期待。海外売上高比率が高いので、円安が業績の追い風となる傾向です。
日本たばこ産業<略称:JT>(2914)
株価 4,114円
・たばこ事業のほか、医薬品や食品事業を展開
・筆頭株主は日本政府(財務大臣)
【ひとこと】
高配当銘柄として、個人投資家から人気。配当性向の目安が75%と高水準!配当性向は、企業が稼いだ利益(税引後利益)のうち、どれぐらい株主に還元するかを示した割合。一般的な目安は20~50%といわれています。
※株価は、2025/3/31終値基準。
今回はいくつかの条件を絞り、5銘柄をご紹介させていただきました。
当社には、ご自身で条件を選び、銘柄を探すことができる国内株式 銘柄スクリーニングツール(※要ログイン)や、株式市場の豊富な情報を無料でお届けする投資情報メディアがございます。
「日本株を買ってみたい」という方は、銘柄を選ぶ際、こういったツールや情報サイトなども、ご活用を検討してみてください。
⚠ご注意事項 ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。 ※NISA口座で上場株式等の配当金を非課税で受け取るためには、配当金の受領方法を「株式数比例配分方式」に事前にご登録いただく必要があります。詳細はこちら |
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