
(画像=株式新聞)
この記事は2025年4月14日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>4月14日」を転載したものです。 掲載記事:<相場の読み筋>4月14日 |
前週末11日の米国株式は、反発した。NYダウが前日比619.05ドル高の4万212.71ドル、ナスダック総合指数が同337.145ポイント高の1万6724.456ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が12億4882万株、ナスダック市場が82億1750万株だった。英FT(フィナンシャル・タイムズ)の電子版は、ボストン連銀のコリンズ総裁が同紙のインタビューで、「市場の機能や流動性に懸念が生じた場合、中央銀行はそれに対処する手段を備えている」と述べたと報じた。先行き不透明感から不安定な値動きが続いていただけに、過度な警戒感が後退しNYダウは一時800ドルを超える上昇をみせる場面もあった。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、アドバンスド・マイクロ・デバイシズやアプライド・マテリアルズ、アップルなどが値上がり率の上位に入っている。
14日の東京株式は、米株高と円高一服を受けて反発スタートが見込まれる。ただ、トランプ関税をめぐる警戒感が引き続き残り、戻り売りの圧力が強そうだ。相互関税に対する中国側の応酬に打ち止めのめどが立った一方で、米国が週末に対象除外を発表していた電子機器については、一転して関税が課される方針が表明された。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、11日の大阪取引所清算値比240円高の3万3890円だった。
(イメージ写真提供:123RF)