資産運用

【資産運用初心者】どこに相談すればいい?おすすめの相談先と重要な選び方

資産運用の相談は誰にすればいいのでしょうか。

2024年から新NISA制度が開始され、資産運用は以前よりも身近な存在になりました。

ただ、資産運用を始めたばかりの方には、以下のような疑問を抱く方もいらっしゃるかと思います。

「自分は正しく資産運用ができているのか?」

「もっと効率的に資産運用ができないか?」

そこで資産運用を相談するにあたって、おすすめの相談先と失敗しない選び方を解説します。

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1.資産運用のおすすめの相談先3選

資産運用の相談は、証券外務員の資格を保有している金融機関がおすすめです。

証券外務員資格は、お客様に対して金融商品(株式や債券など)の取引業務を行うことができる国家資格です。

金融商品の取引では、投資家保護の観点から適切な専門知識を身につけた者が法令・ルールに則って、公正な取引を行うことが求められます。

そのため、外務員資格の取得者に相談をするのが適切と言えるでしょう。

1-1.銀行

銀行は、定期預金に加え、生命保険や投資信託などの金融商品、また住宅ローンなど幅広い商品を取り揃えているため、

お客さまの資産を総合的にサポートできる体制が整っています。

資産運用だけでなく、預金・住宅ローン・遺言信託などの相談窓口を一本化したい方は、銀行がおすすめです。

一方で取り扱える商品の数が限定的になったり、専門性が低くなる場合があるため、相談先として検討する際は、銀行・担当者を見極めることが大切です。

【こんな方におすすめ】

・お金に関する相談窓口を一本化したい方

・馴染みの銀行に気軽に相談したい方

1-2.証券会社

証券会社は資産運用を得意とする金融機関です。日々、資産運用におけるトレンドやマーケットの分析を行っているため、投資に関するより緻密なアドバイスを受けることができます。

また、株式など銀行では取り扱っていない金融商品も購入することができるため、資産運用における相談先の筆頭候補になるでしょう。

ただ会社毎に販売方針があり、自社の主力商品など推奨される商品が限定されることもあります。

【こんな方におすすめ】

・資産運用の専門機関として歴史があり信頼のおける会社に相談したい方 

・ネット証券で気軽に運用を始めたい方

1-3.IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)

IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)は、資産運用のアドバイスを行うプロフェッショナルです。

銀行や証券会社のような組織には所属しておらず、営業ノルマが無いため、複数の取扱商品の中から公正中立な立場でお客様に最適なご提案をすることができます。

売買仲介の印象が強い金融機関の担当者よりも、より顧客のライフプランに寄り添った資産運用のアドバイスをすることが可能です。ただし、金融知識やキャリア経験は担当者によって様々であるため、相談するIFAを選ぶ際には十分に検討しましょう。

【こんな方におすすめ】

・異動・転勤がなく長期的な関係を築きたい方

・複数の証券会社を比べて幅広い商品から選びたい方

(IFAによっては複数の証券会社と業務委託契約を結んでいます)

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2.資産運用には向かない相談先

証券外務員のような金融取引に特化した資格を持っていない機関のみに相談をすることはおすすめしません。

2-1.保険会社

保険会社は、保険商品をメインに取り扱う企業であることから「保険ありき」のご提案になる場合があります。

例えば、NISAやiDeCoを活用した運用相談がしたいにもかかわらず、代替出来る保険商品を案内されることが多々あります。

保険商品のなかで運用に特化した商品もありますが、あくまで保障が第一目的であり、保険会社で購入できる投資性商品には限りがあります。

2-2.保険代理店

保険代理店は、保険会社と同様に「保険ありき」でのご提案になる場合が多いです。

複数の保険会社と提携している代理店であれば、特定の保険会社よりも多くの商品の中から提案を受けることができますが、あくまでも購入できるのは保険商品です。

そのため、資産運用に特化した具体的なアドバイスは得られないでしょう。

2-3.FP(ファイナンシャルプランナー)

FP(ファイナンシャルプランナー)とは、「ファイナンシャルプランナー技能士検定」という国家資格に合格したライフプランニングのプロフェッショナルです。

生命保険・資産運用・税金・不動産・相続の包括的な知識を持ち、希望のライフプランに対する総合的なアドバイスを行います。ただし、資産運用のアドバイスに関しては、概要の説明はできるが具体的な金融商品の説明や提案をすることはできないため、注意が必要です。

3.資産運用で相談先選びが重要な理由

資産運用で相談先選びが重要な理由は、以下の2つです。

・想定していたリターンが得られなかったり、元本を毀損した場合、ライフプランを変更せざるを得ない場合がある

仮に資産運用で個人資産の大半を失うようなことがあれば、私生活に大きな影響が出てしまいます。適切な相談先へ行くことで、リスクを考慮して今ある資産から効率的な資産運用を実現できる可能性が高まります。

・資産運用の方法を全て把握することが難しい

資産運用の手法はさまざまで、また投資環境に合わせて日々新しい商品が登場するため、初心者が全てを把握するのは非常に難しいです。

専門家に相談した方が適切な商品選びをサポートしてもらえるので、運用の成果も出やすいでしょう。

上記の観点から、相談先選びは慎重に行い、複数の機関を比較検討することをおすすめします。

4.資産運用で自分に合う相談先選びのポイント

資産運用で自分に合う相談先選びのポイントを解説します。

4-1.資産運用の初心者でも相談ができるか

資産運用の初心者でもわかりやすく、理解できるように説明してくれる相談先を選びましょう。

資産運用の初心者と専門家の間には、当然ながら知識や実績の面で大きな差があります。

だからこそ、専門用語を初心者でもわかるように説明したり、初心者でも質問しやすいコミュニケーションを取るのは専門家としては当然のことです。

会話をする中で専門用語が多くてわかりにくい場合や質問さえもしにくい場合は、再検討した方がいいでしょう。

話し方や人柄、どのような顧客にも分け隔てなく対応しているかなど、しっかりと確認をしてください。

4-2.中立的な立場で自分に合った商品を提案してもらえるか

偏った商品ばかりを提案する相談先は、再検討した方がいいでしょう。

例えば、比較検討できる商品ラインナップを提示してくれない、手数料の高い商品ばかり提案する相談先である場合は、おすすめできません。

顧客の投資意向によって最適な商品は異なります。ハイリスクでも積極的に投資をして高いリターンを求めたいのか、リターンは低くともローリスクでコツコツ運用したいのかなど、顧客ごとに異なる意向に合わせて最善のプランを考えてくれることが重要です。中立的な立場でアドバイスをしてくれる専門家を選びましょう。

4-3.長期的にサポートしてもらえるか

資産運用の中には短期的な結果を目指すデイトレードやスイングトレードもありますが、資産形成に重きをおいた場合、基本的には長期投資がおすすめです。

市場の変化やライフプランの変化によって、ポートフォリオの再構築が必要になる場合もあります。その際に同じ担当者との付き合いが長いほど、顧客にあった金融商品をおすすめしてくれるでしょう。

その点でIFAは、会社に命じられる転勤などがなく基本的には担当者の変更はないためおすすめです。

4-4.5年以上キャリアのある専門家がいるか

闇雲にキャリアが長ければいいというわけではありませんが、資産運用の経験が長ければ様々な相場を見ているということです。

ひとつの目安ですが、金融機関のキャリアとして5年以上のキャリアがあれば、プロフェッショナルとして評価できるでしょう。

担当者によって、経験や得意な分野も異なる為、自分に合ったパートナーを見つけるには、担当者のこれまでのキャリアを聞いてみたり、業種や法人によってはホームページにプロフィールを掲載していることもあるので参考にすると良いでしょう。

5.資産運用を相談する前に確認しておきたい3つのこと

専門家に資産運用の相談をする前に、以下の3点について自分なりの答えを出しておきましょう。

5-1.自分のリスク許容度を確認しておくこと

リスク許容度とは、資産運用においてどの程度のリスクを受け入れられるかを示す指標です。運用の目的が「資産拡大」か「資産保全」かによって、取るべきリスクの度合いが変わります。

大きなリスクを伴う運用では、資産を大きく増やせる可能性がある一方で、損失を負った場合は私生活に大きな影響を与えることもあります。

保有資産の中で「資産運用」に充てられる資金はどの程度か考えた上で、自身のリスク許容度を把握することは、資産運用の成功と安心につながる第一歩です。

5-2.決断するのは自分自身であること

「投資は自己責任」であり、投資により発生した損失はIFAや証券会社などに補填してもらうことはできません。

万が一「案内された投資方法(または商品)で損失が発生したから賠償しろ」と損失補填を要求した場合は、依頼した側も金融商品取引法違反となります。

あくまで投資の判断をするのは自分自身であることが原則です。その上で専門家を上手に活用するようにしましょう。

5-3.合わないと判断すれば担当者を変えること

相談する専門家が自分と合わないと感じた場合、相談機関や担当者を変えましょう。これは相談者の権利です。

「合わない」という状況には担当者の知識・実績が十分ではないばかりではなく、何となく性格的に合い入れないというケースもあります。

資産運用のパートナーはセンシティブな相談もする、大切な存在です。だからこそ、相談していてストレスの無い相手を選ぶようにしましょう。

6.IFAに相談するならファーストパートナーズへ

IFAに相談するなら株式会社ファーストパートナーズをおすすめします。

〈ファーストパートナーズの強み〉

①証券会社や銀行など金融機関出身者が多く在籍しており、豊富な知識と経験を活かしてお客様に的確なアドバイスをご提供します

②資産運用のみならず、事業承継、M&A、不動産など多岐にわたる金融サービスをご提供しています

③ヘッジファンドや外資系プライベートバンクと提携し、幅広い選択肢をご提供可能です

7.まとめ

資産運用の相談先は、銀行・証券会社・IFAが代表的です。

それぞれの特徴を踏まえて、自分に合う相談先に相談するようにしましょう。

なお保険会社やFPなどは、金融商品を扱う専門家ではないため相談する場合は、前述の3つの相談先と併用するのがよいでしょう。

「誰に資産運用を相談するか」は投資を円滑に進める上でとても大切な要素です。自身のリスク許容度を把握し、それぞれの相談先の特徴を理解した上で決めていきましょう。

FPメディア編集部

ファーストパートナーズメディアでは「あらゆる金融情報が集まる資産運用のパートナー」を目指し情報発信を行っています。価値ある情報をお届けするべく、弊社の現役証券外務員、チーフストラテジスト、チーフエコノミストをはじめ、ファンドマネージャー、公認会計士、税理士、保険募集人、宅建士など様々な分野のスペシャリストが執筆・監修した記事を日々配信中