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<相場の読み筋>1月29日

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相場の読み筋

(画像=株式新聞) 

この記事は2025年1月29日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>1月29日」を転載したものです。
掲載記事:<相場の読み筋>1月29日

 28日の米国株式は、NYダウが前日比136.77ドル高の4万4850.35ドルと続伸、ナスダック総合指数が同391.752ポイント高の1万9733.586ポイントと3日ぶりに反発して取引を終了した。出来高概算は、NY市場が9億7204万株、ナスダック市場が65億7290万株だった。前日27日に、中国企業ディープシークによる高性能AIアプリ開発で、米IT投資の縮小が警戒され大幅安となった反動や、リバウンド狙いから反発した。一方、29日にはFOMC(米連邦公開市場委員会)の結果発表や、パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の記者会見が控えていることから、買い一巡後はもみ合いとなった。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、前日に急落したエヌビディアのほか、アップルやマイクロソフトなどが買われた。

 29日の東京株式は反発後、もみ合いか。現地28日の米国株式が上昇した動きを受け、買い先行スタートが見込まれる。日経平均株価は、終値ベースでは直近3日間で940円強の下落となっていることもあり、戻りを試す場面がみられそうだ。為替相場は、ドル・円が1ドル=155円台の半ば(28日は155円84-87銭)、ユーロ・円が1ユーロ=162円台の前半(同162円62-66銭)と、やや円高方向にある。28日のADR(米国預託証券)は円換算値で、LINEヤフ<4689.T>、日立<6501.T>、アドバンテス<6857.T>などが、28日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、28日の大阪取引所清算値比340円高の3万9410円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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