
(画像=株式新聞)
この記事は2025年1月30日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>1月30日」を転載したものです。 掲載記事:<相場の読み筋>1月30日 |
29日の米国株式は、NYダウが前日比136.83ドル安の4万4713.52ドルと3日ぶりに反落、ナスダック総合指数が同101.263ポイント安の1万9632.323ポイントと反落して取引を終了した。出来高概算は、NY市場が9億1610万株、ナスダック市場が58億7343万株だった。FRB(米連邦準備制度理事会)は今回のFOMC(米連邦公開市場委員会)において、政策金利を据え置くことを決定。インフレ率について、前回は「2%の目標に向け進展している」としていたが、今回は「やや高い水準にとどまっている」に修正した。利下げへの期待感が後退する格好となり、売りに押された。NYダウ採用銘柄では、エヌビディアやボーイング、セールスフォースなどが、値下がり率の上位に入っている。
30日の東京株式は、反落後も軟調か。現地29日の米国株安を受け、朝方から売り優勢スタートとなりそう。買い手がかりに乏しいなか、消去法的に株価指数との連動性が低い中小型株に物色の矛先が向かう場面もありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=155円台の前半(29日は155円29-31銭)、ユーロ・円が1ユーロ=161円台の半ば(同161円76-80銭)と小動き。29日のADR(米国預託証券)は円換算値で、LINEヤフ<4689.T>、ソニーG<6758.T>、ローム<6963.T>などが、29日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、29日の大阪取引所清算値比320円安の3万9270円だった。
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