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<相場の読み筋>2月4日

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相場の読み筋

(画像=株式新聞) 

この記事は2025年2月4日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>2月4日」を転載したものです。
掲載記事:<相場の読み筋>2月4日

3日の米国株式は、続落した。NYダウが前週末比122.75ドル安の4万4421.91ドル、ナスダック総合指数が同235.487ポイント安の1万9391.955ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が11億572万株、ナスダック市場が72億2540万株だった。トランプ米大統領は現地1日、カナダとメキシコからの輸入品に25%、中国からの輸入品には10%の追加関税を課す大統領令に署名。米経済への悪影響を警戒した売りが先行、NYダウは一時660ドルを超える下げをみせた。その後、同大統領は、メキシコに対する関税の発動を延期することで合意したと発表。過度な警戒感が後退し、下げ幅を縮小した。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、テスラやアップル、エヌビディアなどが下落した。

 4日の東京株式は反発後、もみ合いか。日経平均株価は、きのう3日に大幅反落した反動や、リバウンド狙いの買いが優勢となり上昇スタートとなりそう。また、カナダのトルドー首相は米政府の関税措置について、30日間延期されるとSNSに投稿。米関税策に対する過度な警戒感が和らぐとみられる。為替相場は、ドル・円が1ドル=154円台の後半(3日は155円61-64銭)と円高に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=160円台の前半(同159円11-15銭)とやや円安方向にある。3日のADR(米国預託証券)は円換算値で、日立<6501.T>、アドバンテス<6857.T>、京セラ<6971.T>などが、3日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、3日の大阪取引所清算値比295円高の3万8895円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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