
(画像=株式新聞)
この記事は2025年2月7日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>2月7日」を転載したものです。 掲載記事:<相場の読み筋>2月7日 |
6日の米国株式は、NYダウが前日比125.65ドル安の4万4747.63ドルと3日ぶりに反落、ナスダック総合指数は同99.661ポイント高の1万9791.991ポイントと3日続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が10億5780万株、ナスダック市場が61億9038万株だった。朝方は買い先行で取引を開始し、NYダウは一時心理的なフシ目の4万5000ドルに迫る場面もみられた。ただ、買い一巡後は、利益確定売りが優勢となったほか、翌7日には1月雇用統計の発表を控えることから、様子見姿勢が強まった。一方、ハイテク株比率の高いナスダック市場では、エヌビディアやアプライド・マテリアルズ、アマゾン・ドット・コムなどが堅調だった。
7日の東京株式は、弱含みの展開か。現地6日の米国株式は、NYダウが3日ぶりに反落した一方、ナスダック総合指数は3日続伸するなど、まちまちだった。日経平均株価の方向感が欠けるなか、為替相場は、ドル・円が1ドル=151円台の半ば(6日は152円57-59銭)、ユーロ・円が1ユーロ=157円台の前半(同158円36-40銭)と円高方向に振れている。輸出関連銘柄を中心に、軟調な展開を強いられる場面もありそう。また、週末要因や11日が建国記念日で休場となることもあり、手控えムードが広がることも想定される。6日のADR(米国預託証券)は円換算値で、INPEX<1605.T>、信越化<4063.T>、日産自<7201.T>などが、6日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、6日の大阪取引所清算値比120円安の3万8970円だった。
(イメージ写真提供:123RF)