
(画像=株式新聞)
この記事は2025年2月14日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>2月14日」を転載したものです。 掲載記事:<相場の読み筋>2月14日 |
13日の米国株式は、NYダウが前日比342.87ドル高の4万4711.43ドルと反発、ナスダック総合指数が同295.693ポイント高の1万9945.644ポイントと続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が10億6881万株、ナスダック市場が77億5143万株だった。トランプ米大統領は同日、貿易相手国に対して同水準の関税を課す相互課税を導入すると発表。トランプ政権の通商・経済チームが精査した上で発動するとしたことで、関税による経済への過度な警戒感が後退した。一方、米1月PPI(生産者物価指数)は前年比3.5%上昇し、市場予想平均の同3.3%上昇を上回ったが、反応は限られた。NYダウ採用銘柄では、エヌビディアやシスコ・システムズ、アップルなどが値上がり率の上位に入っている。
14日の東京株式は、上値の重い展開か。現地13日の米国株高を受け、朝方は買い先行スタートとなりそう。ただ、きのう13日は、取引終了にかけて上げ幅を縮小する動きをみせていたことや、週末要因もあり、ポジション調整の売りに押される場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=152円台の後半(13日は154円27-29銭)、ユーロ・円が1ユーロ=159円台の後半(同160円83-87銭)と円高方向に振れており、輸出関連銘柄には重しとなりそう。13日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながらソニーG<6758.T>、TDK<6762.T>、日産自<7201.T>などが、13日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、13日の大阪取引所清算値比40円高の3万9480円だった。
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