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<相場の読み筋>2月19日

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<相場の読み筋>2月19日

(画像=株式新聞) 

この記事は2025年2月19日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>2月19日」を転載したものです。
掲載記事:<相場の読み筋>2月19日

  18日の米国株式は、NYダウが前営業日比10.26ドル高の4万4556.34ドルと反発、ナスダック総合指数は同14.488ポイント高の2万41.261ポイントと4日続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が10億8842万株、ナスダック市場が77億1189万株だった。2月NY連銀製造業景況指数が総合でプラス5.7となり、前月のマイナス12.6から改善したほか、市場予想平均の0.0も上回った。ただ、関税を巡る政策の先行き不透明感に加え、19日には1月28、29日に開催されたFOMC(米連邦公開市場委員会)議事録が公表されることもあり、積極的な買いは限られた。NYダウ採用銘柄では、ナイキやハネウエル、ゴールドマン・サックスなどが値上がり率の上位に入っている。

 19日の東京株式は、堅調な展開か。日経平均株価はきのう18日、取引終了時に上げ幅を縮小。決算発表もピークを超え手がかり材料に乏しいなか、上値の重さが警戒される。一方、現地18日の米国株式市場では、インテルなどが買われSOX(フィラデルフィア半導体株)指数が4日続伸しており、半導体関連株には支えとなりそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=152円台の前半(18日は152円05-06銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=158円台の後半(同159円10-14銭)とやや円高方向にある。18日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、キリンHD<2503.T>、日本製鉄<5401.T>、古河電工<5801.T>などが、18日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、18日の大阪取引所清算値比10円高の3万9300円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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