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<相場の読み筋>2月26日

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相場の読み筋

(画像=株式新聞) 

この記事は2025年2月26日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>2月26日」を転載したものです。
掲載記事:<相場の読み筋>2月26日

  25日の米国株式は、NYダウが前日比159.95ドル高の4万3621.16ドルと続伸、ナスダック総合指数は同260.539ポイント安の1万9026.386ポイントと4日続落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が11億4107万株、ナスダック市場が73億7079万株だった。米2月CB(コンファレンス・ボード)消費者信頼感指数が98.3となり、市場予想平均の102.5を下回った。米景気の先行き不透明感が台頭し、売りが優勢となった。また24日に、米政権が半導体の対中規制を強化する方針と報じられたことから、半導体関連株が下落した。一方、NYダウ採用銘柄では、ウォルマートやホーム・デポ、シャーウイン・ウィリアムズなどが買われ、同指数の上昇を支えた。

 26日の東京株式は、軟調な展開か。現地25日の米国株式は、NYダウが続伸したものの、ナスダック総合指数が4日続落したほか、日経平均株価への寄与度が高い半導体関連株が影響を受けるSOX(フィラデルフィア半導体株)指数も下落したことから、売り優勢スタートとなりそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=149円トビ台(25日は149円27-29銭)と円高方向に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=156円台の半ば(同156円19-23銭)と円安に傾いている。対ドルでの円高を嫌気し、輸出関連銘柄を中心に弱含みの値動きが見込まれる。25日のADR(米国預託証券)は円換算値で、INPEX<1605.T>、ソニーG<6758.T>、アドバンテス<6857.T>などが、25日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、25日の大阪取引所清算値比285円安の3万7955円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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