
(画像=株式新聞)
この記事は2025年3月4日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>3月4日」を転載したものです。 掲載記事:<相場の読み筋>3月4日 |
3日の米国株式は、反落した。NYダウが前週末比649.67ドル安の4万3191.24ドル、ナスダック総合指数が同497.088ポイント安の1万8350.191ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が13億1215万株、ナスダック市場が69億8997万株だった。トランプ米大統領は、カナダとメキシコに対する追加関税について4日から開始することを明らかにした。両国への追加関税の実施による米国景気への影響が懸念され、リスク回避姿勢の強まりからNYダウは一時920ドルを超える下げをみせる場面もあった。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、エヌビディアやアーム・ホールディングス、インテルなどが下落した。
4日の東京株式は反落後、軟調な展開か。現地3日の米国株安を受け、朝方から売り優勢のスタートとなろう。日本株もリスク回避の動きから様子見姿勢が強まりそうで、買い手控えのなか下値を試す場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=149円台の半ば(3日は150円17-18銭)と円高に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=156円台の後半(同156円26-30銭)と小動き。対ドルでの円高が嫌気され輸出関連銘柄には重しとなりそう。3日のADR(米国預託証券)は円換算値で、ニデック<6594.T>、アドバンテス<6857.T>、日産自<7201.T>などが、3日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、3日の大阪取引所清算値比550円安の3万7310円だった。
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