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<相場の読み筋>3月7日

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相場の読み筋

(画像=株式新聞) 

この記事は2025年3月7日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>3月7日」を転載したものです。
掲載記事:<相場の読み筋>3月7日

6日の米国株式は、反落した。NYダウが前日比427.51ドル安の4万2579.08ドル、ナスダック総合指数は同483.479ポイント安の1万8069.255ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が12億545万株、ナスダック市場が70億3969万株だった。米政府は6日、5日に見直したカナダとメキシコからの自動車を対象した追加関税の1カ月間猶予に続き、USMCA(米・メキシコ・カナダ)協定の対象となる製品についても1カ月間免除するとした。関税政策に対する先行き不透明感が台頭し、リスク回避姿勢からNYダウは一時620ドルを超える下げをみせた。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、ネットフリックスやブロードコム、エヌビディアなどが下落した。

 7日の東京株式は反落後、軟調な展開か。現地6日の米国株安を受け、売り先行スタートとなろう。米国では7日に2月雇用統計が発表されることから、内容を確認したいとして、様子見姿勢が強まることも想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=148円前後(6日は148円36-38銭)、ユーロ・円が1ユーロ=159円台の半ば(同160円20-24銭)とやや円高方向にある。6日のADR(米国預託証券)は円換算値で、ソニーG<6758.T>、TDK<6762.T>、アドバンテス<6857.T>などが、6日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、6日の大阪取引所清算値比855円安の3万6895円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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