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<相場の読み筋>3月18日

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相場の読み筋

(画像=株式新聞) 

この記事は2025年3月18日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>3月18日」を転載したものです。
掲載記事:<相場の読み筋>3月18日

17日の米国株式は、続伸した。NYダウが前週末比353.44ドル高の4万1841.63ドル、ナスダック総合指数が同54.578ポイント高の1万7808.664ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が11億284万株、ナスダック市場が57億2676万株だった。米2月小売売上高は前月比0.2%増で市場予想平均の同0.6%増に届かなかった。一方、自動車・同部品を除くと同0.3%増で市場予想平均と一致した。トランプ米大統領による関税上乗せ政策による米景気への悪影響が警戒される中、過度な懸念が後退する格好となった。NYダウ採用銘柄では、ナイキやウォルマート、ユナイテッドヘルスなどが値上がり率の上位に入っている。

 18日の東京株式は、堅調な値動きが続きそうだ。現地17日の米国株式市場では、NYダウとナスダック総合指数が続伸。米株高の動きを受け買い先行スタートが見込まれる。為替相場は、ドル・円が1ドル=149円台の前半(17日は148円85-88銭)、ユーロ・円が1ユーロ=162円台の後半(同161円89-93銭)と円安方向に振れていることから、輸出関連銘柄には支えとなりそう。ただ、日銀金融政策決定会合やFOMC(米連邦公開市場委員会)が控え、様子見姿勢が強まることも想定される。17日のADR(米国預託証券)は円換算値で、三菱商<8058.T>、三井住友<8316.T>、みずほ<8411.T>などが、17日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、17日の大阪取引所清算値比490円高の3万7690円だった。

(写真:123RF)

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