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<相場の読み筋>3月19日

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相場の読み筋

(画像=株式新聞) 

この記事は2025年3月19日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>3月19日」を転載したものです。
掲載記事:<相場の読み筋>3月19日

18日の米国株式は、3日ぶりに反落した。NYダウが前日比260.32ドル安の4万1581.31ドル、ナスダック総合指数が同304.547ポイント安の1万7504.117ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が10億5961万株、ナスダック市場が58億7941万株だった。翌19日にFOMC(米連邦公開市場委員会)の結果や政策金利見通しの発表が行われるほか、パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の記者会見も控えることから、手控えムードが広がった。NYダウは一時420ドルを超える下げを見せる場面もあった。米2月住宅着工件数は、季節調整済みで150万1000件となり市場予想平均の138万5000件を上回ったが、反応は限られた。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、テスラやメタ(旧フェイスブック)、エヌビディアなどが下落した。

 19日の東京株式は、弱含みの展開か。現地18日の米国株式市場で、NYダウとナスダック総合指数、SOX(フィラデルフィア半導体株)指数が3日ぶり反落したことを受け、朝方は売り優勢スタートとなりそう。その後は、日銀の政策決定会合の内容や通常取引終了後に予定されている植田和男総裁の記者会見を控え、模様眺めムードが広がることも見込まれる。為替相場は、ドル・円が1ドル=149円台の前半(18日は149円83-84銭)、ユーロ・円が1ユーロ=163円台の前半(同163円83-87銭)と円高方向に振れていることから、輸出関連銘柄には重しとなる場面もありそう。18日のADR(米国預託証券)は円換算値で、INPEX<1605.T>、LINEヤフ<4689.T>、ニデック<6594.T>などが、18日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、18日の大阪取引所清算値比85円安の3万7535円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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