
(画像=株式新聞)
この記事は2025年4月1日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>4月1日」を転載したものです。 掲載記事:<相場の読み筋>4月1日 |
3月31日の米国株式は、NYダウが前週末比417.86ドル高の4万2001.76ドルと4日ぶりに反発、ナスダック総合指数は同23.704ポイント安の1万7299.287ポイントと4日続落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が14億5611万株、ナスダック市場が71億7524万株だった。トランプ米大統領は30日、4月2日に導入を予定する相互関税について、すべての国を対象とすると表明。朝方は米景気の先行き不透明感から売りが先行した。ただ、売り一巡後は連日で下落していた反動や、月末要因から買い戻す動きがみられ、NYダウは一時560ドルを超える上昇をみせるなど荒い値動きとなった。一方、ハイテク株比率の高いナスダック市場では、テスラやマイクロン・テクノロジーズ、アマゾン・ドット・コムなどが下落した。
4月1日の東京株式は反発後、もみ合いか。日経平均株価は、きのう3月31日に大幅に下落した反動から、買い優勢スタートとなりそう。ただ、買い手掛かりに乏しいことから、買い一巡後は、戻り待ちの売りに押される場面も想定される。現地3月31日の米国株式市場では、NYダウが上昇した一方、ナスダック総合指数は4日続落するなどまちまち。為替相場は、ドル・円が1ドル=149円台の後半(3月31日は149円13-15銭)、ユーロ・円が1ユーロ=162円台の前半(同161円53-57銭)と、やや円安方向にある。同31日のADR(米国預託証券)は円換算値で、TDK<6762.T>、アドバンテス<6857.T>、キーエンス<6861.T>などが、同31日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同31日の大阪取引所清算値比385円高の3万6045円だった。
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