
(画像=株式新聞)
この記事は2025年4月15日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>4月15日」を転載したものです。 掲載記事:<相場の読み筋>4月15日 |
14日の米国株式は、続伸した。NYダウが前週末比312.08ドル高の4万524.79ドル、ナスダック総合指数が同107.028ポイント高の1万6831.484ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が11億6812万株、ナスダック市場が83億8677万株だった。米政権は前週末11日、スマートフォンや半導体製造装置を相互関税の対象から除外すると発表。トランプ大統領は、大手メーカーなどと協議して内容を決めるとの考えを示した。相互関税への過度な警戒感が後退し、NYダウは一時560ドルを超える上昇をみせる場面もあった。同指数の採用銘柄では、アムジェンやトラベラーズ、アップルなどが値上がり率の上位に入っている。
15日の東京株式は、堅調な展開か。現地14日の米国株式が続伸した動きを受けて、買い優勢スタートが見込まれる。ただ、半導体関連に関する米相互関税の行方が不透明なことから、関連銘柄には手控えムード広がる場面もありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=143円前後(14日は143円06-08銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=162円台の前半(同162円94-98銭)とやや円高方向にある。14日のADR(米国預託証券)は円換算値で、ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>、川重<7012.T>などが、14日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、14日の大阪取引所清算値比125円高の3万4295円だった。
(イメージ写真提供:123RF)