
(画像=株式新聞)
この記事は2025年4月24日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>4月24日」を転載したものです。 掲載記事:<相場の読み筋>4月24日 |
23日の米国株式は、続伸した。NYダウが前日比419.59ドル高の3万9606.57ドル、ナスダック総合指数が同407.632ポイント高の1万6708.050ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が12億3137万株、ナスダック市場が75億9025万株だった。トランプ大統領は22日、対中関税についてゼロにはならないが現在の145%からは大幅に低下するとの見方を示した。対中貿易摩擦の緩和が期待され幅広い銘柄が上昇。NYダウは一時1190ドル近く上昇し、取引時間中としては16日以来となる4万ドルを回復する場面もみられた。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、インテルやテスラ、アドバンスド・マイクロ・デバイシズなどが値上がり率の上位に入っている。
24日の東京株式は、続伸後もしっかりした展開か。現地23日の米国株式は、NYダウ、ナスダック総合指数がそろって続伸。SOX(フィラデルフィア半導体株)指数も上昇しており、半導体関連を中心に買い先行が見込まれる。為替相場は、ドル・円が1ドル=143円台の前半(23日は141円86-88銭)、ユーロ・円が1ユーロ=162円台の前半(同161円51-55銭)と円安に振れている。ベッセント米財務長官は関税を巡る日米交渉で、特定の通貨目標を求めない考えを示したと報じられたことから、過度な円高・ドル安への警戒感が後退した。23日のADR(米国預託証券)は円換算値で、TDK<6762.T>、ファナック<6954.T>、三菱UFJ<8306.T>などが、23日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、23日の大阪取引所清算値比435円高の3万5355円だった。
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