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<相場の読み筋>4月25日

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相場の読み筋

(画像=株式新聞) 

この記事は2025年4月25日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>4月25日」を転載したものです。
掲載記事:<相場の読み筋>4月25日

  24日の米国株式は、3日続伸した。NYダウが前日比486.83ドル高の4万93.40ドル、ナスダック総合指数が同457.993ポイント高の1万7166.043ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が10億9598万株、ナスダック市場が68億5472万株だった。NYダウは終値ベースで15日以来、1週間ぶりに心理的なフシ目の4万ドルを回復した。トランプ大統領は、関税問題で中国と会談を行ったことを明らかにしたことから、対中関税の大幅低下による貿易正常化への期待感が継続。ハイテク株を中心に幅広い銘柄が物色された。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、テキサス・インスツルメンツやアーム・ホールディングス、ブロードコムなどが値上がり率の上位に入っている。

 25日の東京株式は、堅調な展開が続きそう。現地24日の米国株高を受けて、朝方から買い優勢スタートが見込まれる。為替相場は、ドル・円が1ドル=142円台の半ば(24日は142円57-59銭)、ユーロ・円が1ユーロ=162円台の半ば(同162円24-28銭)と小動き。訪米中の加藤勝信財務相は現地24日、ベッセント米財務長官との会談で、為替水準の目標は話題にならなかったとしている。為替相場の落ち着きもあり、輸出関連銘柄を中心にしっかりした値動きとなりそう。24日のADR(米国預託証券)は円換算値で、ニデック<6594.T>、富士通<6702.T>、アドバンテス<6857.T>などが、24日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、24日の大阪取引所清算値比540円高の3万5570円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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