
(画像=株式新聞)
この記事は2025年5月7日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>5月7日」を転載したものです。 掲載記事:<相場の読み筋>5月7日 |
6日の米国株式は、続落した。NYダウが前日比389.83ドル安の4万829.00ドル、ナスダック総合指数が同154.582ポイント安の1万7689.659ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が10億7664万株、ナスダック市場が62億5715万株だった。トランプ大統領は5日、輸入医薬品への追加関税を2週間以内に発表することを明らかにし、業績への影響が警戒された製薬株が下落した。また、3月の米貿易赤字が季節調整済みで1405億ドル(約20兆円)となったことも相場の重しとなった。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、ギリアド・サイエンシズやアムジェン、ハネウェルなどが下落した。
7日の東京株式は、軟調な展開か。現地6日の米国株式が下落した動きから、売り先行スタートが見込まれる。為替相場は、ドル・円が1ドル=143円台の前半(前週末2日は145円13-15銭)、ユーロ・円が1ユーロ=162円台の前半(同164円39-43銭)と大きく円高方向に振れている。円高による業績への影響を警戒し、輸出関連銘柄を中心に弱い動きを強いられそうだ。6日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、武田薬<4502.T>、ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などが、前週末2日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同2日の大阪取引所清算値比60円安の3万6750円だった。
(イメージ写真提供:123RF)