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<相場の読み筋>5月9日

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相場の読み筋

(画像=株式新聞) 

この記事は2025年5月9日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>5月9日」を転載したものです。
掲載記事:<相場の読み筋>5月9日

 8日の米国株式は、続伸した。NYダウが前日比254.48ドル高の4万1368.45ドル、ナスダック総合指数が同189.977ポイント高の1万7928.139ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が12億3858万株、ナスダック市場が76億533万株だった。トランプ大統領は同日、英国と関税交渉で合意したと発表。週末には中国との関税協議を控えるが、交渉の進展期待からNYダウは一時650ドルを超える上昇をみせる場面もみられた。米週間の新規失業保険申請件数は季節調整済みで22万8000件と、市場予想平均の23万件よりも良好だった。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、インテルやテスラ、マイクロン・テクノロジーズなどが上昇した。

 9日の東京株式は、続伸後もしっかりか。現地8日の米国株高を受け、買い優勢スタートとなろう。きのう8日まで上値として意識されていた心理的なフシ目の3万7000円超えで、投資家心理の好転も期待される。為替相場は、ドル・円が1ドル=145円台の後半(8日は144円31-33銭)、ユーロ・円が1ユーロ=163円台の後半(同163円03-07銭)と円安に振れている。輸出関連銘柄を中心に上昇を支えるとみられる。8日のADR(米国預託証券)は円換算値で、ニデック<6594.T>、キーエンス<6861.T>、トヨタ<7203.T>などが、8日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、8日の大阪取引所清算値比330円高の3万7470円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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