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<相場の読み筋>5月14日

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相場の読み筋

(画像=株式新聞) 

この記事は2025年5月14日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>5月14日」を転載したものです。
掲載記事:<相場の読み筋>5月14日

 13日の米国株式は、NYダウが前日比269.67ドル安の4万2140.43ドルと反落、ナスダック総合指数が同301.741ポイント高の1万9010.085ポイントと5日続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が12億104万株、ナスダック市場が82億6823万株だった。4月CPI(消費者物価指数)は前月比0.2%上昇し市場予想平均の同0.3%上昇を下回り、インフレ再燃への警戒感が後退した。エヌビディアとアドバンスド・マイクロ・デバイシズが、サウジアラビアのAI(人工知能)スタートアップ企業ヒュメインと業務提携したと発表、ナスダック総合指数の上昇を支えた。一方、NYダウは、25年12月期の業績予想を取り下げたユナイテッドヘルスが急落し、同指数の重しとなった。

 14日の東京株式は、しっかりした展開か。現地13日の米国市場では、NYダウが下落したものの、ナスダック総合指数やSOX(フィラデルフィア半導体株)指数が上昇したことを受け、半導体関連を中心に堅調な値動きが期待される。為替相場は、ドル・円が1ドル=147円台の前半(13日は147円85-87銭)と円高に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=164円台の後半(同164円34-38銭)と円安方向にある。13日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、TDK<6762.T>、アドバンテス<6857.T>、川重<7012.T>などが、13日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、13日の大阪取引所清算値比170円高の3万8370円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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